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英国に処理してもらった高レベル放射性廃棄物 戻る

2014.04.23 11:06|核燃料サイクル
昨日4/22 日本の原発から出た放射性廃棄物を英国に送り処理してもらい、内高レベル廃棄物とガラスを混ぜてもらった「ガラス固化体」132本が、日本に戻って来ました。 フランス分は2007年に既に終了していますが、英国からはこれまでの分を含め900本が今後10年間かけて戻るようです。

大きなキャスク5基に入れられて運ばれてきたようです。
何度もご紹介していると思いますがとても大きい! →東奥日報

英国から返還核廃棄物が青森到着 5電力計132本 (4/22 東京

 (共同)日本の原発で使い終わった核燃料の再処理委託に伴い、英国で発生した高レベル放射性廃棄物を積んだ輸送船が22日朝、青森県六ケ所村のむつ小川原港に到着した。2010年3月に始まった英国からの返還は4回目。

 廃棄物はガラスと混ぜてステンレス製容器に入れた「ガラス固化体」の形で、中部、関西、四国、九州4電力が委託した再処理で出た28本ずつと、中国電力の20本の計132本が戻った。日本の再処理事業者である日本原燃が、村内の貯蔵施設で一時的に保管する。

 これで英国から戻ったガラス固化体は計264本になった。既に終わったフランスからの返還分も含めると計1574本。

 英国からは約10年間で計900本程度を受け入れる計画になっている。



青森・六ヶ所に英国処理のガラス固化体到着 返還4回目 (4/23 河北新報

 国内の原発で使用された核燃料の再処理を委託した英国から22日、高レベル放射性廃棄物のガラス固化体132本が返還された。保管先は、日本原燃の貯蔵管理センター(青森県六ケ所村)。返還は、28本が戻った2010年、76本の11年、28本の13年に続いて4回目。

 搬入されたのは、中部、関西、中国、四国、九州の電力5社が委託した使用済み核燃料の再処理に伴う固化体。ステンレス製の容器に入れられた固化体は専用船で22日朝、六ケ所村のむつ小川原港に到着した。専用船は2月14日に英国を出港し、南アフリカの喜望峰経由で輸送。固化体は同センターに30~50年間、一時貯蔵される。最終的な処分地は決まっていない。

 搬入を受け、港近くでは反核燃団体のメンバーら約10人が「青森を核のごみ捨て場にするな」と抗議。核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の沢口進代表は「最終処分場が決まっていない中、返還廃棄物を受け入れることは許されない」と話した。

 国内の電力9社と日本原電は、英国とフランスに再処理を委託。同センターはこれまでの分を含め、英国からの返還分を計900本受け入れる。フランス分の1310本の返還は07年3月に終了している。



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「もんじゅ」6年間生き延び

2013.10.08 22:42|核燃料サイクル
6/10 日仏首脳会談 核燃サイクル推進合意
8/15 「もんじゅ」が「もんじゅ発電所」に?

もんじゅ 6年運転後、継続判断 (9/25 東京)
文科省は25日、「もんじゅ」の研究計画に関する最終報告案を作業部会に提示し大筋了承された。 6年程度運転した後、研究の進展状況などを評価し、継続の可否を判断するとした。 研究の終了時期は示さず、廃炉もとりざたされたもんじゅの存続を図る内容となっている。

だが、大量の点検漏れ受けた組織改革のほか、敷地内の断層調査などのハードルがあり、運転再開の見通しは立っていない。
民主党政権は昨年9月、もんじゅに関して「1年限を区切った研究計画を策定した上で研究を終了する」としたが、昨年12月には終了時期は先送りしていた。

最終案によると、高速増殖炉としての技術が成立するか確認するとともに、放射性廃棄物を減量する研究に取組む。 2年間の試験運転をした後、中間評価を実施し、その後本格運転を4年間続け、計6年運転した後、さらに運転を続けるか評価するとした。



「もんじゅ」改革 基本方針後退 原子力機構が計画提出 (9/27 東京)
「もんじゅ」の機器点検漏れ等を受けて組織見直しと進めてきた日本原子力研究開発機構は26日、改革計画を文科省に提出した。
人員は現在の3900人から約300人減らす。 予算は本年度の1800億から1600億円となる。

もんじゅは理事長直轄の組織になり、所長には原子力委員長代理や旧日本原子力研究所理事長などを務めた斎藤伸三氏を10/1付けて充てる。

計画は文科省が8月に示した改革の基本方針から後退した。 人員削減は、核融合研究とレーザー利用研究を他機関に移すことによる削減分のみ。予算もフランスの国際熱核融合実験炉(ITER)に機構経由で支出していた分の削減分のみ。

名称は「高速増殖原型炉もんじゅ」とほぼ現状を踏襲する形となった。

原子力機構は、機器の点検漏れで、役員4人の給与10%返納にするなど計22人の処分を発表した。



記事にもあるように、民主党政権は、2012年9月に新たなエネルギー・環境戦略の案として、

高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)については、政策転換を図り、放射性廃棄物減量化を目指す研究炉としたうえで成果が確認されれば研究を終了する方針だ。(2012/9/13 明日、新エネルギー戦略決定?) としていたのですが・・・、結局「もんじゅ」は、動きもしないのに、組織と人間を温存するだけの危険な物体として残ることになりました。

前にも書きましたが、「もんじゅ」は停止中でもナトリウムによる冷却が必要で、このナトリウムは冷やすと固まるので、常に温めておかなくてはなりません。電気も厖大に使うし1日当たり5500万円の維持費がかかると言われています。 どう考えても無駄としか思えない。 停止中でも周辺自治体の避難計画は必要ですよ。

「もんじゅ」が「もんじゅ発電所」に?

2013.08.15 21:42|核燃料サイクル

社説:原子力機構改革 これでは「居直り」だ (8/14 毎日

この記事によると、昨年秋に発覚した約1万個の点検漏れを受けて、高速増殖原型炉「もんじゅ」を運用する日本原子力研究開発機構の改革案を、文部科学省がまとめた。
しかし、もんじゅの存続を前提とした「居直り」と言わざるを得ない。

機構は年間予算約1800億円、職員約3900人の巨大組織だ。

改革案では、核融合研究部門などは機構から切り離し、▽もんじゅを中心とした核燃料サイクルの研究開発▽東京電力福島第1原発事故への対応▽原子力安全研究▽人材育成−−の4分野に業務を重点化する。職員も500人程度減らす。

もんじゅは理事長直轄の「もんじゅ発電所(仮称)」とし、運転管理に専念する組織にする。だが、渉外業務などにあたる支援組織を別に設けるので、もんじゅ関連スタッフはむしろ増える。また、民間発電所の幹部経験者を安全担当役員に迎え電力会社からの出向者を責任部署に配置する。一方で、中堅職員を鉄道や航空会社に派遣し、人命を最優先にした業務運営を学ばせるという。

原子力規制委員会は今年5月、点検漏れを起こした機構の「安全文化の劣化」を指摘し、もんじゅの運転再開準備を禁じた。過去の改革の失敗をきちんと総括しないまま、民間の協力を求めても、安全文化が身につくわけがない。監督官庁である文科省の責任も重い

==========
「もんじゅ発電所」とは。ほとんどブラックジョークですね。
関連スタッフはむしろ増えるとか、民間発電所というのは大間原発のJパワーでしょうか、その幹部経験者を受け入れたり、電力会社からの出向者を受け入れたりと、断末魔に震え上がる原子力ムラの互助会の体をなしていますね。

だけど、プルトニウムを保持してしまっている日本としては、核燃サイクルがいかに破綻しているとしても、やめると言うわけにはいかない~~。



日仏首脳会談 核燃サイクル推進合意

2013.06.10 20:55|核燃料サイクル

核燃サイクル推進合意 日仏首脳会談 「破綻」政策を維持 (6/7 東京)

安倍晋三首相は七日午前、国賓として来日したフランスのオランド大統領と官邸で会談した。日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の技術基盤を生かした高速中性子炉の開発強化や共同研究、核燃料サイクル政策を進めていくことで合意した。フランス大統領の国賓としての来日は、シラク氏以来十七年ぶり。

もんじゅは運転停止中で、最近も一万点もの点検漏れなどが発覚し、原子力規制委員会が先月に運転再開の停止を命じたばかり。安倍政権は安全面で信用が失われ、事実上破綻(はたん)していると指摘される核燃料サイクル政策を、原発大国のフランスとの協力を強めて維持しようとしている。

両首脳は「原子力エネルギー分野における協力」の確認文書に署名した。核燃料サイクル分野では、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理施設の操業へ向けて協力。他国への原発輸出へ連携を強化することも確認した。

東京電力福島第一原発事故関連では、除染や廃炉の共同研究を進めるとした。

安倍首相は会談後の共同記者会見で、原発技術協力について「世界の安全水準を一層高めていく観点から、日本の原子力技術への期待に応えていく。その意味で日仏は世界最高のパートナーだ」と述べた。両首脳は政治・安全保障、経済、文化での二国間関係強化を盛り込んだ共同声明も発表。安保分野では外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)の創設で合意した。



ルモンド紙によると(フランスねこのNews Wachingより)

アレバ社は、既に日本国内にある30余りの原発で予定されている安全体制強化に向けた見直し作業に参加することが決まっている。トルコのアトメア原発建設受注は、日仏協力の初めの一歩を刻んだ。同様の協力はベトナムの原発建設事業でも見込まれている。

 そうです。

フランス文化大好きな日本人の一方で、日本にほとんど関心のないフランス。 
大統領の訪日は1996年のシラク氏と2011年サルコジ氏に次いで、今回のオランド氏で3回目だそうです。 サルコジ氏は、3・11直後、アレバ社女性社長と一緒に滞在数時間という原発やめるな訪日をし。今回もアレバ社のCEOなど財界人が随行してたことを考えると、日本とフランスの間には原発という深い絆しかないのですねぇ~。
そもそも、アレバ社の汚染水処理装置は、高額を支払ったけれど結局上手く機能しなかったのでは~。

社会党の大統領として期待されたオランド氏ですが、高い富裕層への増税などでは景気をよく出来ずに支持率は下降しているようです。経済の低迷、失業率の増加など、どこもいわゆる先進国は同じ問題を抱えています。 またアフリカの旧植民地への軍事的な介入による(これはアルジェリアの事件で、フランス軍のマリへの介入が明らかになりましたね)覇権強化など軍事国に様相を呈しています。

日本の再処理を受け持ち、アレバは三菱重工と共に、アジア諸国へ原発を輸出していかなくてはなりません。非常に分かりやすい今回の訪日です。

しかし、オランド氏は記者会見で、アルジェリア事件で日本人が犠牲になったことに触れ「フランス国民は中国のみなさんに哀悼の意を表明する」と言い間違えて、通訳の機転により訂正されていたとAFP通信は伝えています。
日本と中国の違いもよくわからないような認識で(多くの西欧人一般はそうだと思います)、原発の協力を強化するべくやってきた国を、国賓扱いで遇する必要があったのでしょうか。


六ヶ所村ラプソディー

2013.05.29 23:55|核燃料サイクル
本日5/29友人が映画会を開催したので、『六ヶ所村ラプソディー』を見て参りました。
2回目でしたが、新たに気がついたことも沢山あり。

期せずして、再処理が一応成功してしまった記事を書いた日に、再処理工場にまつわる人々のドキュメンタリーを見ることになり、感慨もひとしお。

残念なのは、撮影中は、まだ六ヶ所再処理工場の再処理自体の試験運転はまだ行われていなかったこと。
2011年最初に見たときは、二つの炉のうち一つのアクティブ試験(実際の廃液を使用する)が上手くいかずに詰まって止まっていたが、もう片方はまだ実際の廃液を使用していなかった。
今回は、その片方も、5月初めから模擬ビーズを用いた試験を行い成功し、そして実廃液を用いたアクティブ試験を行い、一応成功してしまっている。

今後、この2つの炉が今後も上手く機能して再処理を出来る可能性は低いと思っており、もしこれを止めることになった時には、この工場の工程機器がすべてがプルトニウムを含めた極めて高濃度の放射性廃液で汚染されてしまっているわけで、結局これは福島第一の次に廃炉の厄介な工場なのでは・・・というとてつもなく恐ろしいことを考えています。

六ヶ所再処理工場には、再処理工場のほかに、MOX燃料加工工場(工事中)、廃棄物管理事業、ウラン濃縮事業、廃棄物貯蔵管理事業など、圧倒的に大掛かりな事業が展開されています。
日本原燃のサイトをご覧ください。

ここで働く人が4000人と映画は教えてくれています。 雇用ということ以前に、これらの大事業を許してきてしまったことに、私たちは何と言い訳ができるのでしょうか。うなだれます。

この映画から10年の間に私たちは3.11を経験しました。
ここに登場している人々の今のホンネを是非聞いてみたいと思います。

MOX燃料仏国から輸送へ 高浜3号機向けか

2013.03.28 23:57|核燃料サイクル
原発再稼働へ向けて動きがあります。

高浜原発 MOX燃料仏から輸送へ 3号機 3/21 東京

関西電力は21日、プルトニウムを燃料として使うプルサーマルを導入した高浜原発3号機(福井県高浜町)向けのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が、フランスから日本に輸送されると発表した。

東京電力福島第一原発事故後、MOX燃料が輸送されるのは初めて

関電によると、東日本大震災後、フランスでMOX燃料が長期保管されている状況を解消するよう、同国側から要請があったためという。実際に装荷するかどうかは未定としている。

3号機は、2010~11年に関電として初めてプルサーマルを開始。さらに炉心にMOX燃料を追加する予定だったが、福島原発事故の影響で、見通しが立たなくなっていた。

同4号機でもプルサーマルを導入する計画があり、すでに構内にMOX燃料を搬送済み。

高浜3、4号機はいずれも長期停止中だが、今年7月の再稼働を目指している。

 <プルサーマル> 使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜた燃料(MOX燃料)を一般の原発で再利用する発電方法。日本は、原発で使った燃料を再利用する核燃料サイクルを国策として推進。中心と位置づけていた高速増殖炉の実用化のめどが立たず、つなぎとしてプルサーマルが進められた。東日本大震災に伴う事故があった東京電力福島第一原発3号機でも導入。制御棒の効きが悪くなるなど安全性への懸念があるほか使用済みMOX燃料の処理方法が決まっていないなど課題が多い



関電、MOXの来秋使用を想定 (3/26 中日

関西電力が家庭向け電気料金値上げの原価を算定する際に、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を2014年秋ごろから高浜原発3、4号機(福井県)で使用すると想定していたことが26日、分かった。

関電は13~15年度内に、使用済み核燃料を再処理し生産したMOX燃料を使う「プルサーマル」を実施するとしていたが、具体的な時期が明らかになるのは初めて

関電は「あくまでも原価算定上の仮定」とし、実際にMOX燃料を使うかどうかは未定としているが、値上げの原価が認定されれば、再開に向けた動きが加速しそうだ。地元から安全性への懸念が強まる可能性もある。




危険物質 海を渡っています

2013.03.01 23:53|核燃料サイクル
3.11を前に原発いらないという世論を無視して、着々と事が進んでいます。

高レベル放射能廃棄物 英国から六ヶ所村に (2/17 日テレ動画あり) 

国内の原発の使用済み核燃料をイギリスで再処理した際に発生した放射能レベルの高い廃棄物が27日、青森・六ヶ所村に運び込まれた。

イギリスからの輸送船は27日午前8時過ぎ、六ヶ所村のむつ小川原港に接岸した。返還されたのは、「中部電力」や「関西電力」など3社の原発の使用済み核燃料をイギリスで再処理した際に出た放射能レベルの高い廃棄物。

イギリスからの返還は11年9月に続いて3回目で、廃棄物をガラスで固めた28本の固化体が、村内の一時貯蔵施設に運び込まれた。港の近くでは市民団体の人たちが搬入反対を訴えたが、混乱はなかった。

イギリスからは19年度までに900本のガラス固化体が返還される予定で、今回を合わせると132本が六ヶ所村に運び込まれている。また、フランスからの返還は07年までに終わっており、1310本の固化体が一時貯蔵されている。

高レベル廃棄物は六ヶ所村で30年から50年間貯蔵された後、最終処分地に運び出されることになっているが、処分地の選定は進んでいない。



MOX燃料、4月に輸送か 仏から日本の原発へ (3/1 東京)

【ロンドン共同】環境保護団体グリーンピース・フランスは2月28日までに、同国の原子力大手アレバがプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を4月上旬に日本へ輸送する準備を進めている、と発表した。東京電力福島第1原発事故後初の日本へのMOX燃料輸送となるとしている。

関西電力はMOX燃料を使って運転していた高浜原発3号機(福井県高浜町)を今年7月から再稼働することを想定しており、グリーンピースは輸送されるMOX燃料は高浜3号機向けの可能性が高いと指摘した。

関西電力は2011年春に高浜3号機用のMOX燃料をフランスから輸送する予定だったが、延期していた



夢のエネルギー? 核融合発電

2013.02.13 22:13|核燃料サイクル
今日は、明日14日までに岐阜県多治見市がパブリック・コメントを募集している問題です。
多治見市 核融合科学研究所周辺環境の保全等に関する協定書等の締結および重水素実験の同意に対するパブリックコメントの募集  
平成25年1月15日(火)~2月14日(木)

この問題は、難しすぎて無視しようと考えていたのですが、昨日のNHK「時論公論」の中で、北朝鮮の核実験についてブースト型かもしれないと推測して、次のように説明していました。

2/12 NHK 時論公論 ・・・原子爆弾の爆発は「核分裂」によって引き起こされます。その中心に三重水素や重水素などを置いて、「核融合」の反応をさせることで大量の中性子が発生します
これがプルトニウムの「核分裂」を促進し、威力を高めた原子爆弾、いわゆる「ブースト型原爆」ができることが知られています。
1
これは黙ってはいられないです!!

東京新聞 こちら特報部(2/7) 夢のエネルギー? 核融合発電 巨費投入も実現遠く より

・・・核融合発電とは、水素の仲間の重水素と三重水素(トリチウム)の原子核をばらばらなプラズマ状態にし、原子核同士を衝突させることで、熱エネルギーを発生させる。

重水素と、トリチウムのもとのリチウムは、海水から取り出す。研究所の竹入氏は「燃料は無尽蔵でCO2も排出しない」しかし、プラズマ状態をつくるためには、密閉空間で高温(1億2千度)、高密度にすることが必要。これが非常に難しく、各国が競って実験を進めている。

実験の核融合では、放射性物質のトリチウムと中性子が発生する。

そして、この核融合研究には膨大な国費が投じられている。文科省と核融合科学研究所によると、2012年だけで43億8千万円。1989年以降計1521億円が支出されている。このプロジェクトはフランスで計画が進む「国際熱核融合実験炉(ITER)」にも参加し、これまで440億円を負担。12年補正13年予算で274億円計上している。

イーターには、日本の他にEU、ロシア、米国、韓国、中国、インドが共同でプロジェクトを進めている。
核融合の本格的な研究が米国で始まったのは1950年代初頭。それから60年。巨額を投じながら一向に実現の見通しが立たない日本の高速増殖炉「もんじゅ」のようだ。

理化学研究所の元研究員の槌田敦氏は「トリチウムの危険性は極めて高い。・・・これまでの経過から実現は不可能で、投入した費用に見合う電力をつくれないのは明らかなのに、さらに無駄な金を投じようとしている」と批判する。・・・・



結局これって、研究という名の元に核兵器の研究をしているってことですね。
原発、もんじゅと同じ匂い。

なお、この核融合研究所の所在地は岐阜県土岐市ですが、同研究所は、地元の土岐、多治見、瑞浪の三市と同意協定を3月までに結ぶ方針で、住民説明会を開いたり、パブコメを募集したりしています。しかし、既に土岐市のパブコメは終了。瑞浪市は今のところ行わないようです。

関連記事:
論点・焦点:核融合発電、実用化は? 反対派、トリチウムの危険性軽視/賛成派、人体や環境に悪影響ない (2/10 毎日
オルタナ (1/312/8)写真があります。

そして、小出裕章氏も広瀬隆氏(日々雑感)ももちろん大反対をしています。

最後にITERに付いて一言。
2010年10月5日から9日間、衆議院チェルノブイリ原子力発電所事故等調査議員団が派遣されていますが、ウクライナ訪問の後に、IAEAとこのITERに視察に出掛けています。
ITER 視察
全体の報告書にはチェルノブイリ関連の貴重な資料が満載です。衆議院のトップページにリンクがあります。

チェルノブイリの視察に行って帰りにITERの視察って・・・!! (ITERに議員団の全員が行ったわけではなさそうだが・・)

明日、多治見市のパブリックコメントに書き込んでみます。




プルトニウムをどうする

2013.02.12 23:57|核燃料サイクル
北朝鮮が、予告通り地下核実験を行ったようです。昼少し前だったのですが、3時半過ぎには早くも自衛隊機3基が放射性物質を収集するために飛んでいます。随分手回しがいいですね。

これに至るまでには、中国、韓国、アメリカの裏の動きがあるようです。様々な人が都合のよいように語っているように聞こえ何が本当なのか皆目分かりません。誰も分からないか・・・。

これまで2回の核実験はプルトニウム型だったが、今回はウラン型かブースト型(?何だ? 説明に核融合という言葉が入っていたような・・。核融合についても早く書かなくてはなりません。)の可能性もあるが、それは放射性物質を計ればある程度分かるという有識者の話もありました。

福島事故後は、自衛隊機で放射性物質を計るいった動きはなかったようですが、事故から学んだのでしょうかねぇ。放射性物質の計測値を公開するでしょうか。 問題ありませんで終わらせたくありませんね。

さて、最近日本でもプルトニウムをめぐる動きがありました。

日本原燃が核分裂性プルトニウム 今後3年で5トンに (2/10 東奥日報、東京新聞)

日本原燃は六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場(試運転中)で、2013年度からの3年間にプルトニウムとウランを混ぜた酸化物(MOX)の粉末を約16.3トン製造する計画を立て、9日までに原子力規制委員会に提出した。粉末には核兵器の材料にもなる核分裂性プルトニウム約5トンも含まれる。余剰プルトニウムに対する国際社会の批判は厳しい。日本は既に約29.6トン保有している上、消費が進まず増える可能性が高いため、批判がさらに強まりそうだ。

再処理工場の完成は今年10月を目指しているが、運転開始はずれ込む可能性がある。運転には規制委が策定する再処理工場の新安全基準に適合するか確認が必要で、基準策定は12月になる見込みのため、製造計画の遅れも予想される。

計画は処理量を徐々に増やすという従来方針を踏襲した内容で、13年度はMOX粉末を約2トン、14年度は約5.7トン、15年度は約8.6トン製造し、合計は約16.3トン。この半分がプルトニウムで、うち約6~7割が核分裂性で約5トンとなる。試運転で製造した分を合わせ、15年度末の粉末在庫量は約22.9トン。原燃は17年度にフル稼働状態に入りたいとしている。

普通の原発でMOXを燃料とする「プルサーマル」で、プルトニウムを消費する予定だが、粉末から燃料を製造する工場は日本原燃が六ケ所村に建設中。完成時期は16年3月で、粉末は当面たまり続ける。プルサーマルは東京電力福島第1原発3号機を含む国内4基の原発で始まり、他に7基でも実施の予定だったが、福島事故の影響で不透明となっている。



2/10 東京新聞より
1 使用済み核燃料が六ヶ所村や各原発のプールに一杯になってきてしまったので、何とか国内でプルトニウムを抽出し、もんじゅで燃やさないとなりません。

満杯になってしまったらもう原発は動かせません。 再処理は無理なのですが止めることも出来ないので、邁進する他ないのでしょう。

それにしても英仏に預けている厖大なプルトニウムをどうするつもりなんでしょう。







使用済み核燃料

2012.10.04 22:48|核燃料サイクル
書いていなかったかもしれませんが、6月に始まっていた六ヶ所村の高レベル放射性廃液のガラス固化体製造試験は、9/18に完成予定を1年延期し来年10月にすることを決めています。
結構長く試験が続いていたので、早くトラブらないかと待っていましたが、やはりダメでしたね。
どこが悪かったのかは、日本原燃のサイトでも報道でも具体的にはよく分かりません。
工程延期は10年9月に次いで通算19回目。当初97年完成を目指していたが、トラブル続きで大幅に遅れています。

原子力委員会委員長代理の鈴木達二郎氏は、「確かに日本では、商業規模のガラス固化技術が未完成ですね。六ヶ所再処理工場のガラス固化技術はぜひとも完成してほしいです。研究規模では東海で成功していますので、期待できると思います。」とつぶやいていますが・・・。いい加減にしてほしいです!!

使用済み核貯蔵割合、98%に 再処理工場遅れで過去最高へ (10/04 共同

日本原燃は4日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の燃料貯蔵プールの貯蔵割合が2012年度末に過去最高の98%(2937トン)に達するとの見通しを公表した。東日本大震災の影響で完成が1年遅れるため。同日、国に届け出た工程変更の中で示した。

4日現在の貯蔵割合は97%で、すでにほぼ満杯だが、12年中に関西電力大飯原発などから使用済み燃料を受け入れる予定。全国の原発内に設置された使用済み燃料プールなども今年3月末で約7割埋まっており、再処理の確実な実施か、直接処分などの対策が急務だ。

=====
この報道はおかしいです。
再処理が成功しなかったので、満杯近くになるといっていますが、成功の見通しがあるわけなく、予想通り98%になるというのが正しいと思います。初めから分かっていたこと。ほらどうするのですか?
大飯原発を止めて、これ以上使用済み核燃料を増やさないしか方法はないのでは??

英国のセラフィールドが閉鎖したので、フランスに頼むか、直接処分しか方法はないのでは??
プルトニウムをまだ増やしたいのですか??

いい加減に国民に負担を負わせないでほしいです。もっと振り分けるべきところがあるはず。
理不尽です。



数年で使用済み燃料プールが満杯に

2012.09.04 23:58|核燃料サイクル
本日9/4東京新聞朝刊の一面と総合面に、原発再稼働したら 核燃料プール数年で満杯 核のごみ行き場なしという記事が載りました。(9/4 東京

原発ゼロはポピュリズムなんて云っている口から出まかせの政治家や経営者もいますが、50基中6割の33基で、使用済み燃料プールが満杯になり動かなくなることが、各電力会社への取材で分かったとのこと。
福島第一の5、6号機、柏崎刈羽全号機、浜岡、玄海など多くは、6年分しか残っていない。

これについては、4/27 第13回原子力委員会の核燃料サイクル技術検討小委員会の資料に載っていました。
資料P6    このブログ内の関連記事

この委員会は、裏で秘密会議を行っていたことで有名になり、事実上ストップしています。
ここでは、
◆2010年末時点の使用済燃料の総量は約1.7万tUである。2020年までに追加で発生する使用済燃料の発生量は、約0.8万tUであり、合計で約2.4万tUとなる。
◆サイト内の使用済燃料プールの貯蔵容量は約2万tU(2010年時点)である。
◆2020年まで廃棄物としての使用済燃料は約2.4万tU発生し、2015年頃、サイト内の使用済燃料プールの貯蔵容量を超える。

4月に情報が出ていたのに、早く記事にせよ!!
記事では6年分しかないとしていますが、この資料によると2015年(1年ほど全基止まっていたので2016年か?)にいっぱいになるとしています。もう直ぐ。

結局止めなければならないわけですから、もう止めましょうねぇ~。

東京新聞の夕刊の一面には、問題ありの記事です。

再生エネ投資 経産省試算 原発ゼロ 50兆、15% 40兆 (8/4 東京

将来の原発依存度をめぐり、政府は四日午前、関係閣僚らによるエネルギー・環境会議(議長・古川元久国家戦略担当相)を開いて、2030年に原発ゼロにすると、再生可能エネルギー関連で総額50兆の投資が必要。原発ゼロの場合、家庭の光熱費が月額最大32243円に上昇するとする経産省の試算も報告されたそうです。

そもそも、この記事のおかしいところは、32243円が平均的な10000円に上乗せ分を加えているということの説明がない。そして、先日のパブコメの資料によると、4つの外部機関による試算では、原発ゼロでは22400円~31000円となっていて、一番高いところを使っている。

そして重要なところは、2030年に原発20~25%にすると、21000円~28000円(15%シナリオでもほぼ同じ)と、それほど大きい違いはないと試算されている。(元になった資源エネルギー庁の基本問題委員会でもあまり違いはないと指摘されていた)

確かに、1200円~3000円高くなっているが、町の声として「2倍になるんでしょう」というのはマスコミの作成したシナリオ。そして、自分の電気料金を元に思考してしまっている。元は1万円。

記者が、政府や官僚のレクチャーを元に記事を書くので、皆横並びの記事になっています。
勉強と読み込みと突っ込みが足りなく、全く物足りない。
東京新聞に抗議したいくらいです。

ブログ拍手にコメントを頂きました。ありがとうございます。お返事をさしあげようと思いましたら、コメントを公開しないとダメなようです。申し訳ありませんでした。お申し出はよろしくお願いいたします。
twitterは、情報収集に使っていて発信はしていません。アカウントは@schnauzer03です。


六ヶ所再処理工場で放射性廃棄物が・・

2012.07.04 23:49|核燃料サイクル
六ヶ所村で本物の放射性廃液を使った試験が始まりました。まだ放射性廃液を通していないB系にとうとう通してしまいました。
またもや、大きな設備が汚染されてしまったことになります。それ自体が大きな核のゴミなのに・・・。

再処理、高レベル廃液試験に移行 (7/4 東奥日報

日本原燃は4日、六ケ所再処理工場で先月3年半ぶりに再開したガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)製造試験について、同日から高レベル放射性廃液を使った試験に移行したと発表した。A、Bの2系統ある溶融炉のうち、再開したB系炉への高レベル廃液投入は初。A系炉で行った過去の試験では廃液に含まれる金属粒子(白金族元素)が、固化体を作るガラス溶融炉の底部に堆積する不具合を解決できず、試験中断の主因となった。最後の難関とされる白金族堆積対策が試験の成否の鍵を握る。

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早く詰まってしまえばいいと思います。 そうすればガラス固化体が作れないのでもう再処理は出来ないのですよね。

しかし、どうしてこれまでどんどん試験をしてこなかったのか?という大きな疑問が浮かびますね。
出来る出来ないという前に、六ヶ所再処理工場があるということのみで、国費を投じてきたのではないでしょうか。

最後に一か八かやってみているとしか見えません。



使用済み核燃料の処分が問題

2012.06.18 23:42|核燃料サイクル
六ヶ所再処理工場がガラス固化試験を始めたようです。 最後のあがきか?

日本原燃、ガラス固化試験再開 3年半ぶり、六ケ所工場で (6/18 共同

日本原燃は18日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、高レベル放射性廃液のガラス固化体製造試験を再開したと発表した。ガラス溶融炉が詰まるなどのトラブルが相次ぎ、2008年12月から中断。東日本大震災の影響もあり、3年半ぶりの試験再開となった。

東京電力福島第1原発事故が収束せず、原因究明も終わらない段階での試験再開は、関西電力大飯原発の再稼働決定とともに「見切り発車」との批判が予想される。

青森県の第三者委員会の評価結果を踏まえ三村申吾知事が昨年12月、試験再開を了承していた。

大飯再稼働:「核のゴミ」問題先送り6/17 毎日

原発を動かすと使用済み核燃料が発生する。大飯原発では貯蔵先の約7割が埋まり、新たな貯蔵先や処分方法に展望が見えない。福井県の西川一誠知事は16日に政府に要請した8項目の中で、県外でも一定期間保管する「中間貯蔵施設」を求めたが、政府は具体的な検討を先送りした。

使用済み核燃料は、熱を出し続けるためプールなどで約4年は冷やす。冷やせないと溶融し放射性物質が漏れる恐れがあるからだ。

関西電力によると大飯原発3、4号機には今年3月末現在、2805本(1291トン)の使用済み核燃料が保管され、容量の72%に達している。唯一の搬出先である再処理工場(青森県)も容量の97%とほぼ満杯のうえ、トラブル続きで稼働に見通しが立たない。

核のごみ 地層処分ムリ  人が20秒で死亡  150万ミリシーベルト  10万年かけ低減 (6/18 東京)

6.18東京

本日の東京新聞のトップ記事です。

原発から出る核廃棄物の処分場はいまだに受け入れ先が白紙だ。 原子力委員会の依頼で、日本学術会議が解決の糸口を探るため2年前に議論を開始。 だが今月上旬に出した結論は、地下深くに埋める現行の処分方針では安全性の確保も受け入れ先を見つけるのも難しく、方針転換が必要との内容で、一から考え直すことを提起した。 近く報告書をまとめるが、将来に負の遺産をつけ回す原発の最大の問題点があらためて浮かんだ。

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2年前にこんな議論を原子力委員会は依頼していたのですね。 今の知見では解決策があるとは思えませんが、費用だけかけてのんびりおしゃべりしていたのではないのかと疑いますよね。

記事では、

今月7日の検討委でもさまざまな意見が出た。 結局一致したのは、地層処分では住民理解は進まず、行き詰まりは解消されないと-ということだった。



大飯を動かしてますます溜まるばかりの使用済み核燃料。 早く廃炉にして、とりあえず各原発サイトに乾式所蔵施設を造り仮置きするしか手はないと思われます。 臭いものに蓋をし続け、見ない振りをしてきたことが、昨日のETV特集でよく分かりました。
各原発には、実は核燃料が実装されているということなので、早く取り出さないと何があるか分かりません。

大飯原発も長いこと動かしていないので、稼働までにこれから一ヶ月半もかかるそうです。
六ヶ所にしても、大飯にしても何やら恐ろしい感じですね。

細野氏が”クローズアップ現代”で「原発はベース電源と」語っていましたが、原発こそよく故障し、一旦動かないとなると約100万kwも足りなくなるわけで、何がベース電源なんでしょう。 だから、事業者は火力なりでそれを補うだけの準備はしているというわけなのです。
原発担当大臣とかいって何も分かっていないのですねぇ。 頼りなさ過ぎ・・・。







「もんじゅ」に赤信号?

2012.06.05 23:29|核燃料サイクル
原子力委員会の委員長代理で、秘密会議を行っていた小委員会の座長である鈴木達次郎氏の新しい言動。綱引きはすこしばかり引っ張れたのでしょうか?

全量再処理撤退に言及 原子力委の委員長代理 地中廃棄「直ちに研究を」47NEWS

国の原子力委員会の鈴木達治郎委員長代理は5日の定例会議で、今後の核燃料サイクル政策について「(原発の使用済み燃料の)全量再処理からの撤退を明確化した方がいい。(再処理して取り出したプルトニウムを使う)高速増殖炉の実用化が不確実で、積極的な合理性は見当たらない」と述べた。原子力委員が全量再処理の撤退に言及するのは異例。

鈴木氏を座長とする小委員会は、核燃料サイクル政策の選択肢を検討してきた。鈴木氏は「委員個人の意見」として、現行の全量再処理からの撤退のほか「福島第1原発の使用済み燃料など、直接処分(地中廃棄)の研究は直ちに取り掛かる必要がある」と提言した。

小委員会の検討結果は定例会議で報告され「将来の原発依存度が不透明な場合、再処理と地中廃棄の併用が最も優れている」などの内容。鈴木氏は「再処理にも意義はあるが、現時点では併用が合理的だ」とも述べた。

近藤駿介委員長は「われわれとして考えることが必要だ」と指摘、小委員会の検討結果に加え、使用済み燃料の中間貯蔵や、青森県六ケ所村の再処理工場の検証、国の責任の明確化なども議論する方針を示した。

小委員会は原発への依存度を35%、20%、15%、0%の4通り想定、それぞれの場合で使用済み燃料の各処理方法の長所、短所を評価。全量再処理は経済性に劣り、現在の依存度を保つか拡大する必要があるとした。全量地中廃棄は依存度を0%にする場合は最有力だが、政策変更の課題が多いとした。
結果は原子力委で決定後、政府のエネルギー・環境会議に報告される。

小委員会をめぐっては、電力業界や経済産業省など推進派を集めた勉強会を開き、事前に資料を配っていたことが問題化している

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報道だけでは詳細には分かりませんが、原子力委員会委員長代理が、高速増殖炉「もんじゅ」について積極的な合理性は見当たらないと述べたことは、原子力政策に影響を与えそうです。
これは、六ヶ所村再処理工場については判断しないのですが、従来のWAIT & SEE よりは進んでいるように思えます。
再処理については、直ぐに止める決断を今は回避することに過ぎないと思いますが、そう直ぐにムラは動きそうにないので、一応評価しておきます。

大飯再稼働は慎重に、民主議員が署名提出

民主党の原発事故収束対策プロジェクトチーム座長の荒井聰元国家戦略相らは5日、首相官邸で斎藤官房副長官と会談し、関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働を慎重に判断するよう求める同党国会議員の署名を提出した。

会談後、荒井氏は記者団に対し、117人分の署名が集まったと説明して「再稼働は国民の理解を得られない。差し控えるべきだ」と述べた。

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鳩山、小沢氏も署名をしたそうですが、これは再稼働に慎重にという署名で、脱原発の意思表明ではありません。
この117人の名前はそのうち明らかになると思われます。
公表はしないけれど、署名はするという人がいるのでしょう・・・。
でも一応評価しておきます。
4大臣も無視できないでしょう。

もんじゅ の新しい動き

2012.05.27 23:46|核燃料サイクル
廃炉という選択肢が俎上あがっている「もんじゅ」に、明日から新しい動き。

最後のトライアルとばかりにあせってほしくないです。
事故時の責任体制はどうなっているのでしょう。怖いですよね。

もんじゅ、来月中旬にも完全復旧 炉内中継装置、28日据え付け 5/26 福井新聞

日本原子力研究開発機構は25日、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の原子炉容器内に、落下トラブルに伴い新たに製造した炉内中継装置を28日に据え付けると発表した。国の検査や機能を確認する試験が順調に進めば、6月中旬にも完全復旧となる見通し

燃料交換用の炉内中継装置は、落下により損傷したため新たに製造。3月下旬、もんじゅの原子炉補助建物に搬入した。落下の原因となったつり上げ器具は既に改造し、経済産業省原子力安全・保安院の検査も受けた。

28日、原子炉容器内に炉内中継装置を据え付け、6月初めには保安院の検査を受ける。燃料を出し入れする接続筒を据え付けた後、6月15日ごろから同装置の燃料を受け渡す機能を確認する試験と保安院の検査が3日間程度予定されている。

安全が確認されれば、同装置は2010年8月の落下前の状態に戻ることになる。

復旧作業に要した費用は約21億円。

もんじゅをめぐっては、東京電力福島第1原発事故を受けた国のエネルギー政策見直しの中で、その行方が大きな焦点の一つとなっている。文部科学省は核燃料サイクル政策の中核と位置付けている高速増殖炉の今後の研究開発について「実用化に向け推進」「開発を中止」など四つの選択肢を示している。

浜岡も核燃料サイクルも自分では止められない?

2012.04.20 23:57|核燃料サイクル
福島第一原発1~4号機が廃止 国内原発は50基に (4/19 朝日)

東京電力福島第一原発1~4号機(福島県大熊町、計281万2千キロワット)が19日、電気事業法に基づき廃止になった。これに伴い、国内にある商業用原発は20日、計54基から50基に減る。

東電が3月末、経済産業省に廃止を届け出ていた。東電の原発は17基から13基になるが、すべて停止中で再稼働の見通しは立っていない。このうち福島第一5、6号機、福島第二1~4号機について、福島県は廃炉にするよう東電に求めている。

19日、原子力委員会の原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(第12回)が開かれ、使用済み核燃料の処理費用の試算が出されました。
これに関する記事に依ると、2020年までに原発比率を0%、2030年までに20%、35%という選択肢の下で、▽使用済み燃料をすべて再処理する現行の政策を維持した場合 ▽再処理をやめて、すべて地下深くに直接処分する場合 ▽それに20年間、一部の再処理を行う場合 の3つの選択肢について試算したところ、再処理をやめて直接処分する費用が7.1兆円と一番安くなったと公表されたとのことです。

やはり35%が一人歩きしています。この委員会には、総合資源エネルギー調査会 基​本問題委員会の委員でもあり、一人だけ2030年に原発35%と訳の分からない数字をあげていた山地憲治氏がいます。
たった一人の意見が国のエネルギー政策に関わる数字として上げられるとは。また、この数字を維持するには相当の増設をしなければならず非現実的。

そもそも、どうしてこの国は世界中からにらまれ、IEAEの査察を受けながらもプルトニウムを持っていたいのでしょうか。
公然と核オプションについて語る政治家や委員もいますが、日本はどこで核実験をするというのでしょう。核の傘とかいう古い幻想に捉えられている人がいるのでしょうか。それとも無責任に突き進んでしまって、現実を見ることが出来ずに後戻り出来ないだけなのでしょうか。

専門家はとっくに分かっているのです。素人も核のゴミの怖ろしい現実が分かり始めてきました。
原発も核燃料サイクルも直ぐにやめて、現実を見つめて、核に関する国民的議論を始める時です。
関電の電気の需給のレベルの話ではありません。地元の雇用の問題でもありません。(廃炉にしても膨大にしなくてはならないことが長期間続くので雇用はなくならないと思いますが)

また、脱原発が進むのは、無論世論の後押しもあるけれど、アメリカが主導する核保有国の方向が転換してきたことに根拠があるのではないでしょうか。
3月末にソウルで開かれた核サミットでは、
*核物質の廃棄・削減については「HEU(高濃縮ウラン)の使用を最小限に抑えるための自発的な措置を、2013年末までに発表することを勧奨する
*今回のソウルサミット後、各国は核兵器数千個分のHEUを廃棄または低濃縮ウランに転換する公約を発表する見通し
韓国のニュースが伝えています。

またこれに先立ってオバマ大統領がソウルの大学で行う講演について、政府高官の話として、ロイターが、国家が核エネルギーを、使用済み燃料のリサイクルに依存することなく確保できるような民生用核協力に関する新たな枠組みにもコミットする方針と伝えています。

日本では、北朝鮮の衛星と称するミサイル問題で大騒ぎしていて、この核サミットで何がどう話されたという詳細が全くメディアで話されなかったようですが、このサミットの蚊帳の外に置かれていた日本があったのでは・・・。
世界はどんどん動いています。そして、いつもそれに引っ張られて変化する情けない国。

脱核燃料サイクルは脱原発を意味します。預かってもらっている膨大な量のプルトニウムが英国とフランスから返還されてくることでしょう。
早急に対策を考えなければなりません。
仙石の脅しとか枝野のブレ振りとかの茶番劇に振り回されることなく、すべてを明らかにするように要求していくべき時だと思います。

政府が脱原発に向かったとしても、自ら率先して向かうのではなく、アメリカから、国外からの要請によるものではないかとする意見があり、それは現在の状況を説明するには説得力があります。 浜岡が止まったのもアメリカの要請(命令?)だったと見る向きもあり。さてどうなりますか。




六ヶ所再処理工場 

2012.02.04 00:09|核燃料サイクル
六ヶ所村の核燃料再処理工場での不具合は好転しないようです。

核燃再処理工場また不具合 試験開始1カ月延期 青森 (2/3 朝日

 青森県六ケ所村で使用済み核燃料再処理工場を運営する日本原燃は3日、高レベル放射性廃液をガラスと混ぜて固める試験の準備段階で不具合が起きたため、試験開始時期を約1カ月延期し、3月上旬以降にすると発表した。試験終了の目標は予定通り今年10月としているが、達成は困難な状況だ。国の核燃料サイクル政策の見直し論議に影響を与える可能性もある。

 不具合は、使用済み核燃料からプルトニウムやウランを抽出した後の高レベル廃液と、溶かしたガラスを混ぜる溶融炉で起きた。

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他新聞の記事によると、確認されたガラスの中の固形物を、ドリルで除去する作業を始めることにしたとしています。
ということは、とても3月上旬に再開出来るとは思えません。 いつもこの手で引き延ばしを繰り返してきています。
前の問題点をクリアして、今回の試験をしたとは思えません。 こうなることは想定内だったのでは。

国も核燃料サイクル政策に終止符をうたないでどうすると云うのでしょう!!
責任者不在のこの国、誰かが思いきらなくては何も動きません。

立ち上がることが全くない国民は(自分も含め)どうなっているのだ。






 

六ヶ所村再処理工場 再開不透明

2012.01.30 22:20|核燃料サイクル
やはり、前回と同じところで工程が滞っています。 
青森 再処理工場再開めど立たず (1/30 NHK 動画あり

・・・・・青森県六ヶ所村にある再処理工場は、原発の使用済み核燃料を再処理して燃料に使うプルトニウムや高い濃度の放射性物質などを取り出す施設で、装置のトラブルや東京電力福島第一原発の事故の影響で、平成20年12月から試運転が中断しています。

日本原燃は、地元青森県の了解を得たことから、今月下旬にもおよそ3年ぶりに試運転を再開する計画でした。ところが、再処理工場では、高濃度の放射性物質を含む廃液を溶かしたガラスと混ぜて廃棄物にする工程で、ガラスが装置内をスムーズに流れないトラブルが解消しないとして、日本原燃は試運転の再開のめどが立っていないことを明らかにしました。

日本原燃は、来月上旬までに試運転を再開したいとしていますが、目標までに再開できるかどうかは不透明な状態になっています。

毎日新聞では、
・・・4年前のトラブル時は未使用の「B系」の溶融炉を使用。24日から、放射性物質を含まない試験用の「模擬廃液」とガラスを混ぜたビーズを炉で溶かし処分容器に流下させる作業を始めたところ、流下速度が徐々に落ちた。作業を3回中断して炉にかくはん棒を入れ、回復を試みたが、不具合は解消していない。流下するガラスに含まれるはずのない数ミリ大の黒い異物が混入していることも判明。いずれも原因はわからず、試験再開のめどは立っていない。・・・・

=====
ウランとプルトニウムを取り出す前に、他の高レベル放射性物質を取り出すことが出来ません。 

もう無理でしょう。 
日本原燃のHPでは「・・・流下速度が除々に遅くなったことから直棒による回復作業を行っているところであります・・・」とのことです。 また棒の先が曲がって引き出せなくなりませんように・・・。 
しかし、複雑な再処理の工程の中で実にアナログな直棒の作業。 前のトラブルが解決していないところで未使用の炉を使用したようです。 まだ模擬廃液なので早く諦めてください。 また放射性廃棄物の塊が残ってしまいます。



六ケ所再処理工場 作業が止まっています

2012.01.29 00:32|核燃料サイクル
六ケ所再処理工場のその後が分かりました。

ガラス固化試験の再開 数日ずれ込み (1/28 デーリー東北)

日本原燃は27日、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、ガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の製造試験の再開が想定よりも数日ずれ込む見通しを明らかにした。試験再開前の作動確認で、固化体を製造する溶融炉からガラス溶液を抜き出す速度が遅かったのが原因で、原燃は改善のために炉内をかき混ぜ続けている

原燃は3年ぶりの試験再開に向けて、今月10日に溶融炉の熱上げを開始。24日夜に十分な温度に達したため、25日から非放射性の「模擬廃液」を使って固化体を製造する作動確認に入っていた。
原燃によると、固化体1本分を炉底の注入口から抜き出したが、速度が想定よりも遅かった。遅いのは、炉底に金属がたまるなどの原因でガラス溶液を抜き出せなくなる兆候のため、原燃は26日夜から金属棒で炉内のかき混ぜを始めた。

速度が遅い原因は分かっていない。かき混ぜる作業に時間がかかるため、週末か週明け早々に見込まれていた試験再開は、ずれ込む可能性が高い。
原燃は2007年11月に工場完成に向けた最終段階となる試験を開始したが、炉の底に金属がたまる課題をクリアできずに、中断を繰り返してきた

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やはり止まっています。 
もう無理なのでしょう。 最後のあがきとなるか・・・。



六ケ所再処理工場 どうなった?

2012.01.27 23:58|核燃料サイクル
報道が全くないので分からなのですが、六ケ所村の再処理工場はその後、どうなっているのでしょう。

ガラス固化体1本を製造したが、溶けたガラスの抜き取り速度が遅くなったため2本目の製造を延期。26日、炉内をかき混ぜた上で、作動確認を再開する。 ということだったのですが・・・。

この作業では、2008年に実際の廃液を混ぜて溶かしたガラスが詰まり、それをかき回す棒が炉内で曲がり抜けなくなるというトラブルがありました。 その棒は取り出しているようですが、とにかく、炉には使用済み核燃料を入れてしまっているので怖ろしい作業となります。

反原発の行動をしているアイリーンさんの分かりやすい再処理工場の説明 (2008年の事故時)




再処理工場については、広瀬隆氏も怖ろしいと声を上げています。

六ヶ所再処理工場、即時閉鎖を急げ 広瀬隆
原発破局を阻止せよ!(35)
  週刊朝日2011年12月2日号配信

日本人が生き残るために、何を第一になすべきか。
われわれが、すぐに手をつけて解決しなければならないことは、何よりも、次の放射能事故による日本の絶望的な破滅を食い止めるための、「六ヶ所再処理工場の即時閉鎖」である。そして、高速増殖炉もんじゅの後始末を含めた「全土の原発の廃炉断行」である。

これまで、再処理工場に対する批判の中心は、再処理によってプルトニウムを抽出する「核燃料サイクル」が意味もない、という資源論や経済論などにあったが、そのように悠長な話ではない。この再処理工場で大事故が起これば、日本が終るという話なのだ。・・・・・・・・・・





六ケ所村 再処理工場の動き

2012.01.25 22:34|核燃料サイクル
今年に入って六ケ所村の再処理工場に動きがあることをお伝えしましたが、新しい動きです。
初歩的な段階で試運転が止まっていますが、核燃料サイクル自体の破綻が叫ばれている状況を考えれば、いちかばちか動かしてみるのかなぁ~と素人として危惧しています。
「もんじゅ」や「MOX燃料工場」が動かなければ、ここで出たプルトニウムは核兵器の元になるだけで使い道がないわけで・・・。

再処理来週にも試運転再開 (1/25 NHK ONLINE)

4年前から中断している六ヶ所村の再処理工場の試運転について事業者の日本原燃は近く再開に向けた準備作業を終え試運転を再開できる見通しを明らかにしました。

六ヶ所村の再処理工場は、試運転の最終段階だった平成20年12月、放射能レベルが高い廃液をガラスで固めてガラス固化体という廃棄物にする溶融炉で、溶液が詰まるトラブルなどが発生し、試運転が、中断したままになっています。事業者の日本原燃によりますと24日午後11時前から試運転の再開に向け、ガラス固化体を作るため、廃液に混ぜ合わせるガラスを溶融炉に入れて溶かす作業を開始したということです。
ガラスを溶かす作業は数日かかるということで、この作業を終えることで再開に向けた準備の作業が完了するということです。

その後は、試運転として、実験用の模擬廃液を使い、溶融炉でガラスを固める試験が再開することになります
この試験が順調に進むと、次には、本物の高レベル放射性廃液を溶融炉に入れる計画になっていてことし10月に予定されている本格的な稼働に向けてトラブルなく試運転が行われるのかどうかが注目されています。


六ケ所村の一端が分かる動画 小出裕章氏も登場します。



とここまで書いていたら、再処理工場に不具合があったようです。 「トラブル」とは云えない事象」とのことですが・・・。

六ケ所村再処理工場で不具合 試験再開に向け準備中 (1/25 朝日デジタル)

青森県六ケ所村にある使用済み核燃料再処理工場を運営する日本原燃は25日、試験運転の再開に向けた機器の作動確認で不具合があった、と発表した。

高レベル放射性廃棄物を固めるためのガラスを溶かして溶融炉から外に抜き出す工程での作動確認で、抜ける速度が本来より遅くなったという。日本原燃は「トラブルとは言えない事象」としている。

試験運転は2008年以降、トラブルで中断し、東日本大震災を受けて再開は延期されていた。日本原燃は再開に向けて24日に溶融炉の加熱を終え、作動確認を始めたばかりだった。26日に溶融炉内の溶けたガラスをかき混ぜて、作動確認を再開する予定。


核燃サイクルは実現困難 カーター元米大統領

2012.01.23 15:38|核燃料サイクル
世界中でやめている核燃料サイクルを政治判断でやめた、カーター元米大統領のインタビュー

「核燃サイクルは実現困難」 カーター元米大統領 本紙と会見 (1/23 東京

カーター元米大統領が米ジョージア州アトランタ郊外の自宅で本紙と会見した。1977~81年の大統領在任時、核燃料サイクル事業の撤退を決断したカーター氏は同事業に関し「開発費用が巨額で、仕組みも複雑だ」と述べ、経済性や技術面で実現は難しいとの認識を示した。福島第一原発事故後の日本の原発政策には「政治的な影響力から独立した監視委員会を設置することだ」と話し、国民の側に立った安全規制の強化を求めた。

カーター政権は77年に新原子力政策を発表し、使用済み核燃料の再処理や、再処理で生じるプルトニウムを燃料とする高速増殖炉の開発計画の無期延期などを決めた。米国内で根強い反対論があったが「(設計や構造が)複雑すぎて好ましくなかった。限られた国家予算の中で考えれば終了させる必要があった」と強調。「私は(計画を)握りつぶした」と述べ、政策決定で強いリーダーシップを発揮したことを明かした。

カーター氏は核兵器に転用可能なプルトニウムの拡散を懸念して東海再処理工場(茨城県東海村)の運転に懸念を示したが、日米交渉の末、最後は容認した。会見で日本の核燃料サイクルの是非では言及を避けたが、技術的なトラブルが続く高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の現状などを知り「私は正しかった」と述べた。

一方、福島原発事故の日本政府の情報提供などが不十分との指摘がある点に「報道でしか知らないが、私もそういう印象を持った」と指摘。79年の米スリーマイル島原発事故に取り組んだ経験をもとに情報の透明性、公開性が欠かせないとし「その上で日本が将来の原子力計画を決めることだ」と強調した。・・・・

本紙はカーター氏から核燃料サイクルの意見を聞くため訪米した民主党原発事故影響対策プロジェクトチームの谷岡郁子参院議員(愛知選挙区)に同行。今月十五日(米国時間)の谷岡氏と会談した前後に本紙のインタビューに応じた。

この会見の詳細は東京新聞の特集に載っていますが、記事はリンクしておらず、一面記事で大きくスキャンも難しいので、民主党谷岡郁子参院議員のブログをリンクしました。 ここでお読み下さい。 クニボイスブログ


-大統領在任中、核燃料サイクル計画からの撤退を決めた。

握りつぶした。 複雑すぎて、好ましくなかった。 可能な限りすべてシンプルにという(かつて所属した)海軍の経験に従った。 高速増殖炉は開発費用が巨大で、仕組みも複雑だった。 当時、米国内には発電目的でなく、技術を蓄積するための実験炉がいくつかあった。 しかし、限られた国家予算の中で考えれば、稼働を終了させる必要があった。 安全性に問題があったからではない。 私の考えに多くの人が反対したが、決断した。

-スリーマイル島原発事故では、国民の知る権利を大切にしたそうだが。

国民の知る権利は非常に重要だ。 私は(海軍時代の経験から)原発の技術や工学、科学の面で知識があった。 事故当初から大統領として隠しごとを一切してはいけないと考えていた。 事故直後に、私と妻は放射線防護ブーツをはいて現場に行き、中央制御室に入った。 事故原発がわれわれのコントロール下にあり、安全であるということを米国民に知らせるためだった。 米議会や国民に対して、すべての情報を明らかにしたつもりだ。 間違いを隠すようなこともなかった。

その他、日本の対応については、政治的な影響から独立した監視委員会の設置が必要、原発は将来重要な役割を担うことが出来ると信じていること、ユッカマウンテンの使用済み核燃料の最終処分場が政治的な理由から棚上げになっているが、原発の設置場所に保管をつづけることになるだろう、など語っています。




核燃料サイクル-3

2012.01.06 12:59|核燃料サイクル
まだ続きます。 (1/5 東京新聞)

右の図の高速増殖炉「もんじゅ」は、1967年計画初めから27年後に初臨界、稼働205日間でナトリウム事故が起き、15年後にやっと稼働するが、45日後に核燃料交換用機器が落下し、先端が曲がっていたため手こずり、昨年引き上げたところです。
結局、45年間で250日しか稼働していません。 これは一体何ものなのでしょう。

「もんじゅ」は稼働していなくても、ナトリウムが冷えて固まってしまうのを防ぐために温めているそうで、その費用が1日5500万円かかっているそうです。 温める電気代も多く含まれていると想像できますね。

高速増殖炉計画は、技術的な問題と開発費用の高騰により、フランス、米国、英国、ドイツでは90年代までに撤退している。

1.5 東京

再処理工場に至っては、トラブル続きで、ただ持っているだけでお金が落ちてくる仕組みになっていることをいいことに、完成させる気がないのかと疑いたくなる有様です。これは逆風の中、直ぐに稼働させてみたいようです。


核燃料サイクル-2

2012.01.06 11:54|核燃料サイクル
昨日(1/5)の続きです。(東京新聞)

45年間、核燃料サイクルに費やした約10兆円の内訳の表です。
再処理費用の積立金、最終処分場の候補地選定の費用、プルトニウム運搬船を護衛する巡視船「しきしま」の建造費212億なども見られます。

東京新聞

右の図は、核燃料サイクルの現状で、黒い実線は実際の動き、薄い点線は未完成。 サイクルは未完成で、すべてを海外に頼っている構図がよく分かります。

全部を載せませんでしたが、大島堅一氏は
「・・・・国がこうした集計を示してこなかったとすれば、コスト意識がなさすぎる。・・・・国家プロジェクトとはいえ、核燃料サイクルのように何十年もかけてやるべきものではない。民間が本当に実現すべきだと思えば、民間がやればいい。・・・・驚くのは、これだけ見通しが立たないのにもかかわらず、研究者たちがいまだに核燃料サイクルの実現可能性をまったく疑っていないこと。危険性の問題もあるが、それ以前に経済的にも失敗しているのは明らかで、潔く撤退すべきだ。





核燃料サイクル-1

2012.01.05 23:48|核燃料サイクル
本日1/5の東京新聞は、一面から原発の記事です.

核燃サイクル 事業めどなく  45年で10兆円投入

福島第一原発事故を受け、政府はエネルギー・環境会議でエネルギー政策の見直しを進めている。今夏、方向性を決める予定だが、今後も膨大な費用が見込まれる核燃料サイクルを続けるのかどうかが大きな焦点だ。

本紙は、経済産業、文部科学両省や電力事業者などへの取材により、高速増殖炉の開発が国家プロジェクトに指定された1966年からこれまでの間、核燃料サイクルに投じられた金額を集計した。その結果、判明分だけで累計9兆9900億円余に上った。低レベル放射性廃棄物の処分など使用済み核燃料を再利用する、しないにかかわらず、必要になるとみられる費用は除いている。

核燃料サイクルで使うプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料の製造費用は「非公表」(東京電力)のため、集計に含まない。過去の金額は現在の貨幣価値に換算しておらず、これらの点も考慮すると、実質的な事業費はさらに膨らむことになる。 

(ひとこと:現在は再処理工場は動いていないし、MOX燃料工場もないので、各原発から出た使用済み核のゴミは、フランスや英国に運ばれ再処理され、プルトニウムとウランを取り出し、残りの高レベル放射線廃棄物は輸送船で戻され、六ケ所村の高レベル放射線貯蔵センターで一時貯蔵されている。 

抽出したウランとプルトニウムの一部でMOX燃料を製造してもらい、残りのほとんどのプルトニムは保管してもらっているのでしょうか? 秘密裏に輸送されているのでしょうか?そこがよく分からない。 これらフランスや英国に支払っている費用は莫大だと思われますが、どのくらいなのでしょうか? 素朴な疑問です。)


両省が投じた予算の主な財源は、電気料金に上乗せされる電源開発促進税。電力会社が払った資金の大半も、原資は同税とは別に電気料金に上乗せされ、いずれも消費者が間接的に負担している。

(ひとこと:電源開発促進税とは、発電施設の設置促進、運転の円滑化、電気供給の円滑化などを目的に、電力会社の販売電力に課されている税金。 1世帯当たり月平均110円が電気料金に上乗せされて国民が支払っています。)

核燃料サイクルをめぐっては、国が主に負担してきた高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の建設費などで1兆円、電力会社が負担してきた再処理工場(青森県六ケ所村)の建設費で2兆円の計3兆円が事業総額であるかのような印象を与えてきた。

しかし、このほかにも電力会社は使用済み核燃料を再処理する費用として、電気料金に上乗せする形で既に2兆4400億円を積み立て。再処理後に出る高レベル放射性廃棄物の処分費用8200億円の積み立てや、高速増殖炉の研究費6400億円など、関連費用も膨大な額に上る。

内閣府原子力委員会の事務局は「核燃料サイクルの事業費の累計について、これまで聞かれたことがないので集計していない」と説明している。 (1/5 東京


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