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7/17 そもそも総研「そもそも中山間地域でも、農業の大規模経営は工夫次第でできるのではないか?」

2014.07.17 21:50|そもそも総研たまぺディア
本日のそもそも総研。 なかなかおもしろい取組みをしている、中山間地域の若い力を興味深くみました。
狭い土地で、後継ぎがなく補助金頼りで農業をしている農家があるのは現実だろうし、これは成功例なのでしょうけれど、一方で、利益を求めて参入してきて、上手くいかずに土地を捨て去る企業がでてくる可能性も非常に高いことも事実でしょう。
こういう取組みと、農協を通さずに少々高くてもよいとする消費者が直接繋がることが、大切だと思いました。

キャノン~~が、農業も工業のように~というのは、そもそも日本の工業がこの20年上手く回らなくなっている原因を解明してから提案してほしい。

いづれにしても、政府が関与して大きく動かすのは危険だと思います。 昨今スーパーの野菜売り場を彩る様々なトマトの山は、数年前の成長戦略のひとつである植物工場の産物だなと。しかし、こんなにトマトばかりで撤退する工場が既に出ているのではと心配になります。 私は、植物工場の野菜より、放射能検査をしてある野菜に付加価値を付けたいですね。

玉川氏は常に洋服のテーラーが残っていると言っていますが、日本のどれほどの人がテーラーやサロンでお仕立ての背広やスーツを着ているのでしょうかね。ユニクロ(はバングラデシュ製?)や中国製の服が圧倒的だと思うけれど?

そもそも玉川氏が、農業問題を取り上げるたびに、誰に何を言いたいのか、どこかの差し金かと勘繰りたくなります。

7/17 そもそも総研たまペディア「そもそも中山間地域でも、農業の大規模経営は工夫次第でできるのではないか?」

<こんな視聴者の声が・・・>

玉川:今年度に入ってから2回農業に関して放送してきた。
5/1 「そもそも日本のコメは強くなれないのか?」
7/3 「そもそも農業とは、生きるも死ぬもやり方次第なのでは?」
視聴者の方から
「中山間地域(山の中に小さい田んぼがあるような地域)では土地がいくつも分かれ、高低さもあるからまとまらない。こんなところでは大規模化はできません」(中山間地域のコメ農家)

「付加価値を付けることは、出来る分野と出来ない分野がある」(コメ農家)
という意見が来た。

本当に中山間地域では大規模化は出来ないのだろうか?

大規模化のいいところは、大きい所を少ない人数でやれば、一人当たりの面積が増える。
そうすれば一人当たりの取り分が増えて、豊かな農業としてやっていけますよということ。

<中山間地域でもできる!>

調べたらありました。
石川県・珠州(すず)市。 能登半島の先端で、正に中山間地域。
P1040862-s.jpg

ご覧の通りの中産間地ですが、ここでも大規模農業は出来るということで、実践している農業生産法人すえひろ 末政博司社長

玉川: こちら棚田になっているが、これは元々農業生産法人で持っていたものなんですか?
末政: みんな(よその)農家がもっていたものを作業請負でやっている格好です。
玉川: これだと1枚どのくらいの広さなんですか?
末政: だいたい8a (0.08ha) くらいです。
玉川: 法人としては、全体でどのくらいの広さをやっているのか?
末政: だいたい80ha(東京ドーム17個分)
玉川: こういう風なものでも、大規模化は出来るということですか?
末政: ですね。

(説明)農業生産法人すえひろの末政さんが借りているのは、中産間地域に点在する80haの田んぼ。それでも稲作の大規模化が出来るという。
P1040863-s.jpg

大規模化のメリットは、一人当たりの生産量を高められること。つまり一人当たりの稼ぎが大きくなるということ。日本では、コメの一世帯当たりの平均耕作面積は約1.05ha.
一方末政さんは、点在する田んぼでどう大規模経営を行っているのか?

中産間地域でも出来る!
その① 少ない人数で広い面積を


先ほどとは別の田んぼを見せてもらった。すると・・
玉川: 田んぼの向こうが海って(日本海)いうのは、初めて見ました。
小さい田んぼを家族でやるというのが、中産間地の稲作ってことですね。ここでも小さい田んぼですね。ここで作業するとなると物凄い多くの人で作業することになる。

末政: うちらは80haを10名でやっとるんですけど、
玉川: ということは、一人あたり8ha。これは広いですね。
末政: 昔はね、この辺は“五反歩百姓”と言ったんです。
玉川: 0.5ha。0.5ha一人当たりを、8haに、16倍にしたということですか?
末政: そうですね。
玉川: まずこれで、なるべく少ない人で、一人当たりの面積を広げたということですか?
P1040844-s.jpg


(説明)一人当たり約8haという耕作面積は、日本のコメ農家一世帯当たりの耕作面積の約8倍。
中産間地域でありながら、なぜこれだけのことが実現出来たのか?

その② 「田植え期間は2ヵ月半」
P1040846-s.jpg

80haの田んぼの中には、7月初旬だというのに、すでに稲穂が顔をだしているものもある。
一方別の場所の田んぼでは、まだこのような状態。収穫時期の遅いコメを作っている。(みつひかり)
末政:これが収穫時期が結構遅いんです。これが一番遅いので収穫はだいたい11月入ってからです。その間にコシヒカリとかいろんな品種があって、これは一番遅いので、作期幅もずらすのも取り入れた理由。
P1040864-s.jpg


(説明)
すえひろでは、うるち米だけでなくもち米から酒米まで、収穫時期にばらつきのある10種類の品種を栽培しているので、田植えの時期がズレ、少ない人数でも田植えをすることが出来、わずか8人で80haもの田んぼでコメを作ることが出来ている。

更に、田植えの時期をずらすための工夫とは、

末政: ここは直播(じかまき)なんですけど・・

(説明)
直播とは、苗を育ててから田んぼに植えるのではなく、水を張る前の田んぼに直接稲モミを蒔く乾田直播のこと。
P1040847-s.jpg

直播ではタネモミを早く蒔いても、芽が出てくる時期は決まっている。そうすることで、田植えは2ヵ月半にわたって続く。ある時期に集中して行わなくてはならない従来の田植えより作業は少ない人数ですむ。もちろん苗作りが必要ないので、コストも削減できる。
P1040848-s.jpg


その③「機械でもコスト削減」
玉川: これヘリコプターですよね。 初めて見たんですけど。
P1040867-s.jpg

末政: ラジヘリです。田んぼの防除をする。
玉川: 農薬を撒く。これで農薬を撒く経費は、人と比べると安くなる?
末政: だいたい10分の1くらいになる。
P1040850-s.jpg


(説明)
ヘリコプターを使うことで、人が歩きながら行う農薬散布と比べて、3分の1の時間で作業が終わり、空いた時間で他の作業を行い、労働コストを削減出来る。
更に小規模経営では一台ずつ必要な機械もこちらでは田植え機、稲刈り機ともにわずか2台ずつしかない。これは作業時期をずらすことで可能になった。

その④ 「ブランド米で勝負だ!」
玉川: この場所は、どういうものを栽培しているのか?
末政: うちらのブランド米で、一番おいしいコメが出来る場所を選んで作っている。
元はコシヒカリで、名前は“すえひろ舞”。
玉川: あぁ会社の名前を付けているんですね。こうやってブランドが出来ている理由は何か?
末政: 手間ひまが結構かかっている。有機肥料で堆肥を入れて作っている。減農薬。少なめに。

(説明)
すえひろ舞(5kg 3780円)は品質としてはコシヒカリだが、現在一般的に売られているコシヒカリの平均価格(5kg 2500円)と比べると、1.5倍の価格差だが、気になるその味は?
玉川: うん、旨い!

(説明)
実はこのすえひろ舞は、コメ生産者を対象にしたコメ番付コンテスト、お米番付2013で上位8種類に選出されている。
様々な工夫と努力の積み重ねで、コメ作りを行うすえひろ。経営のほうはどうなのか?

玉川: 売り上げはどのくらい?
末政: 1億くらい。
玉川: それで純利も出ている?
末政: ほとんど、ぎりぎり。
玉川: でも、逆に言うと経費も給料も全部払って、黒字になっているということですよね。
末政: そうです。 黒字。

今後は規模をもっと拡大するのか? それとも?
末政: 今後は6次産業でとれたものを加工して、例えばコメとかそれを餅にするとか、そんなことを考えとるんですけど。
玉川: どちらかというと、生産量を増やすよりも商品を作り、高く売る。
それは別に中山間地域でも出来るということ?
末政: と思う。

(スタジオ)
玉川: ということで、中産間地でもできるんだということを見ていただいた。
羽鳥: やり方によれば出来るということ。
宮田: 広大な土地を持っていることも一つの力になるけれど、例えば、標高差が違う、土地の質が違うことをデメリットにしないで、メリットにもっていくということ。
玉川: ずらせるということが非常に大事。
松尾: 農業は、文化と歴史をもっているので、どうしても前例主義に陥りがちで。近代に入ると、お上が決めたことを押し付けられたままきている。だから、こういうアイデアがあっても、なかなか行動に移せなくなっていた。でも今本当にこれやり時だと思う。

玉川: 中産間地域というのは、小さい田んぼを1軒でやっているところが多い。ところが跡継ぎがいなくて続けられないところが凄く多い。このように、大規模化といっても、広いところをやるのでなく、いろいろ点在しているところを、少ない人数でやるんだという形でやれば、農地は、水田は守れる。我々としては農家を守るのか。それとも農業生産、例えば田んぼを守る、作るコメの量を守る。これどっちが大事なのかと言えば、中山間地域といえどもこういう形で、少ない人数で、時期をずらしてでもやっていくのは日本のためになるのでないかと思う。

松尾: でも農家を守ることに繋がると思う。

更に専門家にも話を聞きたいと思った。やはり一般化をすると次もみえてくるのではないかと思って、キャノングローバル戦略研究所・山下一仁研究主幹に話を聞いた。

<成功のカギは>

山下: (農業の)優れた経営というのは、全部工業にできるだけ近づけようとしている経営、これが成功している。
玉川: 農業の中でも、工業に近づけると・・
山下: だから農業界というのは、“農業は工業とちがうんだ”という理屈ばかり一生懸命探してきた。何故ならそういうことをやることによって、財務省から予算をとることができる。
玉川: すぐに規模が大きいというと、大きな平野でやっている稲作みたいなことと思うが、中産間地でもいろいろ工夫をすれば、農業から工業に近いような経営にできるということですね。
山下: ポイントは農繁期と農閑期という、極端な波があるという今までの農業から、工場における生産に近づけてこの波をならす、常に農繁期だという経営が一番いい経営なのです。
玉川: そうすると働いてない時がない。逆に言えば少ない人数でずっと仕事をしているということになるわけか。
山下: 普通の工業で、1学期だけ働いて、夏休みはずっと休みますよと。そんな経営あるいは労働はないわけだ。農業も同じように1月から12月まで働けるのだと、このようなことをやれば、日本の農業もものすごく可能性がある。

P1040858-s.jpg

(スタジオ)
羽鳥: そこにいる農家の人数は減っちゃうということか?
玉川: いずれにしても、高齢化が一番の問題で、お年寄りになると続けられないところが続出している。まさにすえひろでも、家もやってほしいという話がどんどん来ている。
ポツンと点在しているところは、さすがに出来ないという。ある程度まとまらないと出来ないということで、対処に苦慮している。

宮田: 企業が農地を借りやすくする、いろいろ規制を緩和したりすることになると、企業が安易に農地に手を出して、上手くいかないからぽいっということで、農地が荒れる可能性はないですか?
玉川: 今回は、企業と言っても、別に外から入ってきた企業ではない。元々こちらにいた方が、ウチもやってという形でだんだん大きくすると。その土地の人が、やめる人の分を若い人に集約させて、若く少ない人数で、大きく経営するということで、別に外から企業が入ってきて、もうだめになったから撤退すると。そういう話とちょっと違うと思う。

今日のむすび: 家族経営から企業経営へ 他の産業がたどった道を農業も

玉川: 僕はいつも服に例える。昔は家業で、呉服など、服を作っていた。明治になって、今で言えばユニクロみたいなところも出て、ほとんど企業が作っている。一方で、テーラーは残っている。

だから、農業もウチは小さいところで手間ひまかけて美味しいコメを作るというところもあっていいし、一方、こういうように企業経営のような形にして、もちろん休みもとれるし、リスクも負えるし、そして日本の水田を守っていく、農業生産を守っていくということが重要なのではないかと思う。

若い人にとっては、休みがとれることも重要で、家業としてやっていたら、一年中仕事になってしまう。それを企業としてやることで、解決するという部分ももちろんあるということで、こういう回答だったのですが、いかがだったでしょう。

(以上)


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