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原子力規制委員会 川内原発審査へのパブコメ

2014.08.10 23:52|川内原発
原子力規制委員会が募集している パブコメ →九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について
の締め切りが8月15日までとなっています。

これに何か一言書きたいと思いつつ、そもそもこの審査書案が400頁もあり、求めているのが科学的・技術的意見となっていること。最近規制委員会の中継配信も見ていないし、パブコメ説明会にも出席していないし・・・と荷が重い。
しかし、この週末ぐらいに書かないと、とても落ち着かず、他の事が楽しめない・・・というわけで、週末内に何とか書きました。

専門家がもちろん厳しい意見を書くはずですが、市民も見守っていることを規制委員会に示すのは必要だと思っています。 
是非、一言でもパブコメ出して数をふやしましょう。

問題は、いろいろありそうです。例えば、住民の防災計画は必須なのですが、規制委員会はこれの策定、審査を明確に義務付けられていません。また指針を作っただけで、これは自治体に投げています。ですから今回ここを突いても意味がありません。(原子力規制委員会法の改正が必要?)

それで、先日そもそも総研で書き起した「火山の影響」について書いてみました。

お恥ずかしいですが、載せてみますので、参考にして下さい。
書くにあたって参考にしたのは、
審査書案(423頁P61~69) (火山の部分のみは意外にも簡単過ぎました)
7/24そもそも総研「そもそも火山が噴火しても原発は問題ないのだろうか?」
東洋経済「火山影響評価は科学的とはいえない」
東洋経済「規制委の火山リスク認識には誤りがある」

原子力規制を監視する市民の会 中ほどの <パンフレット>川内原発・火山審査のここが問題をダウンロード

ほとんどが同じようなことを問題にしています。監視する市民の会はより広い問題点を扱っています。

1.規制委員会には火山の専門家がおりません。火山学会も評価を依頼されていないとしています。
規制委員会は、世界一の規制基準をもって事業者を審査しているのですから、単に事務的に法律に則して審査するだけでなく、是非個々の原発の特異性を考慮して、複合的に審査するべきだと考えます。

特にこの川内原発は火山の影響を小さく見積もることは不可能です。火山は地震に大きく影響し、また津波に火砕流や降灰にと、自然災害の中でもより複合的な災害となる危険性が大きいからです。

従って、火山の専門家を入れて、且つ住民、国民が納得する議論を再度繰り広げてからの審査にすべきです。

P61 III 4.2.2

2.規制委員会は、「火山ガイド」に基づいて、川内原発は「運用期間中に設計対応不可能な火山事象によって、本発電所の安全性に影響を及ぼす可能性について十分小さい」とした九州電力の評価を妥当判断しており、その根拠として、姶良カルデラが巨大噴火を起こす可能性について「平均発生間隔は約9万年」であり、最新の噴火は約3~2.8万年前であるので、原発の運用期間中の大噴火の可能性は十分低いとした九電の評価を上げています。 

九電は、4つ以上のカルデラを一緒にして間隔を9万年としていますが、姶良カルデラは過去約3万年前1回しか噴火しかしていません。この噴火により400立法キロメートのマグマが噴出され、そして現在桜島火山には、260立法キロメートルに近いマグマ溜まりが形成さている可能性があり、火山学者は姶良カルデラの大噴火の可能性を否定していません。

3.規制委は、九電が原発敷地内の火山灰の層厚を(降下火砕物)を15センチとしたことを、火山ガイドを踏まえて評価していると確認しています。

しかし、火山灰が原発の敷地に15センチ積もるということは、例えば鹿児島市には1メートル以上積もることになり、交通網は寸断されることを意味します。

このようにシミュレーションがガイドに沿っているからといって、安全規制自体を甘く見ることは、規制委員会が安全神話から抜け出せていないことになりませんか。

4.また、 火山灰については、構造物等の健全性の維持として荷重が上げられていますが、送電線に付着することにより、“地絡”を起こさせ、それを保護するために停電になることが指摘されています。

5.また、安全上重要な設備の機能の維持に対する設計方針・外気取入口からの火山灰の新入に対する設計方針についても、この方針が火山ガイドを踏まえていると評価しました。

規制委はTV朝日の質問に対して、停電時の非常用ジーゼルエンジンのフィルターと火山灰の関係について、フィルターで、0.12mm以上の大きさの90%除去できると回答しています。

ところが、火山灰の約80%が、0.12mmよりも小さい0.06m以下の灰(Royal Society of Chemistry 2007/7)だということなので、火山灰はフィルターでほとんど除去できないことになり、目詰まりして非常用ジーゼルエンジンも動かないことになります。 

規制委員会は、九電の設計が、火山灰の影響が外部電源喪失及び交通の途絶を想定し、ディーゼル発電機、燃料油貯油槽及び燃料油貯蔵タンクを備え、7日間の連続運転を可能とする・・としていますが、ディーゼル発電機そのものが動かない時は想定が崩れます。

6.8/3に34年振りに突然鬼界カルデラの口永良部島の新岳が噴火し、火砕流が発生する可能性を指摘されています。この鬼界カルデラは約7300年前に大噴火を起こし、噴出されたマグマは100立法キロメートル、火砕流は海上を走り、大隅・薩摩半島に上陸し、海中に突入した火砕流は大津波を発生させ、それは島原半島で確認出来ると言います。この降灰は編西風に流され東北地方まで達し、南九州や四国に住む縄文人は死滅したか移動し、1000年近く九州は無人島になっていたとされます。

過去にこういう噴火をした火山自体が、全く前兆がなく、予知出来ずに起っています。

7.実際、現在の火山噴火予知のレベルでは、噴火予知は不可能だと火山学者自身が認めています。
2013年5月内閣府の「広域的な火山防災対策に係る検討会」は「大規模火山災害対策への提言」の中で「巨大噴火については知見も研究体制も不充分」としたうえで、「巨大噴火のメカニズムや国家存続方策の研究体制の整備」の必要性を指摘しています。

8. 川内原発は特に火山活動の活発な地域に位置するので、自然災害の中でも火山の影響を一番重要に取り上げる必要があります。また、多くの火山学者が火山噴火予知は不可能であるとしています。ところが、いくらなんでもこの審査案の火山の項目はあまりに簡潔でお粗末過ぎて世界最高水準の規制の名を汚しています。
まだ遅くありません。一旦審査をやめて「火山ガイド」から作り直すことを求めます。



なんでも1回2000字と聞いたことがありなんとか以内に納めました。(もちろん何回出してもいいのです)

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