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9/4 そもそも総研「そもそも異常気象って”異常“なのか?」  後半

2014.09.04 21:29|そもそも総研たまぺディア
9/4 そもそも総研たまペディア「そもそも異常気象って”異常“なのか?」  後半

<日本の気象は“異常”なの>
(VTR)
玉川: 最近“異常気象”だ。それから“観測史上初めて”だとか、いっぱいそういうふうなのが報道されて、何か異常なことが今起きているのかというようなイメージを、多くの方が持っていらっしゃると思うんですけれども、これについてはどうなんですかね。

向川: まず“異常気象”の定義についてご説明したいと思うんですけれども、大体30年に1回くらいの頻度でおこるような現象を“異常気象”と。
大体30年に1回程度は起こるべくして起こっているという現象。だから(異常気象が)起こるからと言って異常ではないわけですね。

玉川: そうすると、頻度の問題だというだけの話。
向川: そういうこと。
玉川: “その地域にとっては30年に1回のことが起きましたよ”というだけのことなんですか?
向川: そういうことです。起こって正常だと。
玉川: 異常気象は起こって正常。
向川: 起こって正常です。

(説明)
では“異常気象”の“異常”はどんな意味で使われているんでしょうか?

玉川: “異常“という言葉は私達にとっては異常・正常の”異常“で使うわけですよね。
正常というのは“良い”ことで、異常ということは“悪い”ことだというふうなイメージとして受け取ってしまうんですけども、そういうことではないということですか?

向川: “異常”というと日本語のイメージからすると“abnormalアブノーマル(異常な・病的な)”とかそういう英語を想像されますが、我々が使うのは“unusual アンユージュアル(常には起こらない)”という英語を使います。“頻繁に起こらないけれどもたまには起こる”そういうイメージで捉えてもらうのが正しいと思います。

P1050137-s.jpg


(説明)
一方、100年単位で見た気候の変動は?
玉川: 気候というのは、変動はしていないですか?
向川: しております。ご存知のように地球温暖化というのが進んでいまして、異常高温が増えているとか、異常低温が減っているとか、頻度が変わっているというのが一つ。
それから、平均からのズレというのが大きくなるという傾向にある。ただ起こっていること事態は何も異常ではございません。

“(異常気象)が起こらないことの方が異常“と思ってもらった方が正しい認識だと思います。

(スタジオ)
玉川: ということを分かって頂けましたでしょうか。
本当に異常な現象が起きている、例えば、夏なのに雪が降ったとか。そういうのは完全に異常なんです。だけど起こりうることが起きていますよ。というふうなことであるんです。

では何で私達は、あぁ何か大変なことが起きているかもしれないなと思うのかな。ここはどうですか?

松尾: 情報の伝わり方が、ちょっと傾向があると加速度付けて拡散してしまうということが大きいのではないかと思います。

玉川: 例えば、インターネットメディアやTVを含めたメディアが、増幅させるという部分があるんですかね・
松尾: 温暖化しているという部分を見ても、長い目でみたら例えば100年単位で見たら温暖化しているかもしれないけれど、もっと長い目で見ると、寒冷化しているかもしれないんですよね。
玉川: それ、私も気になったんですよね。だから、今まで観測が行われてから140年なんですよ。それより前ってどうだったのかが気になったで、これも取材してきました。

<100年・10000年単位で見ると。 今は氷河時代>

玉川: この140年くらいというのは、気象データがあると、だけどそれ以前というのはないわけですよね。つまり江戸時代から前ぐらいはないと、この間というのは日本の気象というのはどうだったんですか?

帝京大学・三上岳彦教授: これは過去1000年の日本の気温を、木の年輪だとかいろんな古文書の記録とかそういうものから推定して、かなり大胆に推定したものなんですけど、暖かい時期と寒い時期と、そして現在また暖かくなっているというように大きな波がある。

(説明)
三上教授によると、日本の気温を1000年単位でみると、およそ400年前の江戸時代は平均気温がおよそ1度から1.5度低かったといいます。

P1050140-s.jpg

三上: 例えば、江戸時代はご存知のように天明とか天保とか大きな飢饉がありましたよね。結構夏が寒かったという。今でいう異常気象が起こって飢饉が頻発していたのがこういう時代ですよね。これ日本だけじゃなくて、世界的に寒かったんですよ。

17世紀初めごろ、イギリスのテムズ川とかですね、今はほとんど凍ることはないんですけれども、時々凍って川の上で市場を開いていたという絵が残っています。ちょっと信じられないでしょ。今ではそんなことはありえない。

P1050141-s.jpg


玉川: もっと万単位のスパンだとどうなんですか?
三上: 例えばジュラ紀とか恐竜が栄えた時代。1億年とか2億年前とかそういう昔に比べれば、過去40万年というのは非常に寒い氷河時代。
玉川: え、今氷河時代なんですか?

P1050142-s.jpg

三上: 今 氷河時代ですよ。 何でかというと、今は南極大陸とかグリーンランドにも氷河があるでしょ。本当に暖かい時代は地球上に氷河はなかった。
だから今は地球の歴史の中でいえば“寒い時代”なんですよ。

玉川: 寒い時代の中の、比較的暖かい時代が今ということですか。
寒い時代の中に、暖かい間氷期と寒い氷河期が繰り返し起こっていて、今は寒い時代の中では暖かい・・・

(説明)
三上教授によると、地球上に氷河が存在すれば氷河時代だといい、現在はおよそ1万1千年前から間氷期で、気候は安定。その結果生まれたものがあるという。

三上: 暖かくなって1万1千年くらいたって、この間の気候の変化は非常に小さい。
そのために、人類の文明が発祥して、これだけ文明が栄えたっていうふうにも言えると思うんですよね。

P1050145-s.jpg

玉川: 暖かくなったから、文明が出来たといこと。
三上: 暖かくなってしかも気候が安定したから、だって気温はほとんど変化してない1度、2度でしょ。だから気候が安定すれば文明はやっぱり発展しますよ。

玉川: 農業ができるようになったからということですか?
三上: そうそうそう。農業とかそういうものやるのに、毎年毎年気温が10度とか変動したらダメでしょ。そういう意味で気候が非常に安定したってことが、人類をここまで繁栄させたと言っていいと思うんですね。

(スタジオ)
玉川: 気候の安定がいかに大事かということなんですけど。

P1050153-s.jpg

今から1万年前くらいは、我々が一般的にいう氷河期で、マンモスとかいたわけです。それが急に暖かくなって、暖かくなった後も平均気温1度くらいの変化でずっと1万年続いた。だから農業が出来るようになって、文明が生まれた。

他の時期を見てみると、一回暖かくなってすぐ下がっちゃうんです。もしかここですぐ下がっていたら、文明などなくて未だに石器時代が続いていた。
だからいかに安定が大事かということなんです。

では氷河期ってどういうふうな感じだったのか?1万年前は。

P1050146-s.jpg
P1050147-s.jpg

緑のが今の日本地図ですが、わずか1万年前は陸の線がこんな感じだったんです。大陸と繋がっていた。私これ知っていましたけれど、隆起したんだと思っていた。違っていて、寒いから海の水が氷になって陸の上に乗っていたと。だから水位が100メートル低かったんですって。だからこういうふうな地形(陸と繋がっていた〕だった。
これぐらい大きな変化をするんですって。

今日のむすび: 異常気象は変なことが起きているのではなく、起こりうる。けれども頻度が高く、偏差があるので、注意しよう。

逆に言うと、これから偏差は大きくなるかもしれないので、大雨が多くなる可能性はある。それはもしかしたら、自然の大きな揺らぎの話なので、やはり頻度の問題として気をつけなくてはいけないかなと。

でも大変なことが起きているとか、地球が壊れるとかそういう話ではないよというのが今日の結論

松尾: 地球が生まれて46億年前でしたっけ、できてから今までを24時間に換算すると、人間が生まれてから今まで6秒なんですね。たったそれだけで、地球がどうなっているなんてちょっと傲慢な気もするぐらいの壮大なお話だと思います。

玉川: だから過度な不安は持たないで行きましょうよ!といいたい今日のそもそも総研でした。

(以上)
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