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脱原発にめざめました。
再生可能エネルギーにも大いに興味あり。
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9/11そもそも総研「そもそも原発は“安いから使う”ということではなかったのか?」

2014.09.11 23:51|そもそも総研たまぺディア
今日9/11そもそも総研は、凍土壁、汚染水、再稼動・・・に目を奪われている間に、経産省が原発の生き残りを図るために暗躍しているのでは?という重要な指摘です。

民主党政権時にはインターネットで公開していたいわゆる審議会が、自民党政権になって後退しており、且つメディアが報道しないので、国民の知らない間に御用学者や経済人などの委員が着々と議論を重ねています。
ほとんどの場合、省庁はやりたい方向へと結論を誘導し、その結論をもって議論は十分に行われたこととして、方針を決定します。

電力自由化が現実となると、原発のコストは高くて(膨大な災害対策費用や事故時の賠償なども含めば天文学的なハイコストになりそう)他のコストと差がつきそう。それでは原発はすたれてしまうので、基準価格を決めてその差額を電気料金で補填してあげようという英国の制度を検討している委員会があるというお話。

2014/9/11 そもそも総研たまペディア「そもそも原発は“安いから使う”ということではなかったのか?」

<いよいよ再稼動へ・・・>
玉川: 原発神話が崩壊する以前は、原発は安いから使うんだと。その後今でもそういう主張がある。

原発が止まっているから赤字が大きい、だから火力発電だけではだめなんだ。とかいう話は一般的に流れている。だから原発は安いんだろうと誰もが思っている。
ところが、本当にそうなんだろうかということが、ちらちら出てきている。


昨日(9/10)、原子力規制委員会が、九州の川内原発が「新基準に適合している」と。
これはどういうことかというと、政府が、規制委員会が基準に適合しているという判断をすれば、再稼動したいと言っている。

つまり責任は規制委員会にあるということなんだが、でも規制委員会は安全を保証するものではないと言っているので、このことはずっとやってきましたが。
少なくとも再稼動に向けて着々と進んでいることは間違いない。

一方で、着々と進んでいる話がもうひとつ実はある。

それは、総合資源エネルギー調査会・原子力小委員会で、原発の価格保証について議論されていると。
価格保証って何だ? 原発って安いんだよね。
価格を保証してあげる? どういうことなんだ?

P1050160-s.jpg


<原発は安くない!?>
総合資源エネルギー調査会・原子力小委員会委員・原子力資料情報室協同代表・伴 英幸氏に話を聞いた。そうしたら実は原発は安い発電ではないという前提になっているという話。どういうことなんでしょう。

(VTR)
玉川: 安く発電したら儲かる。高く発電したら儲からない。これが市場ですよね。電気料金もそうしましょうという話のはずなんですけど、ちょっと違う話になってきているということを聞いたんですが・・・。

: 電力自由化を進めていこうと。ところが原子力については自由化とは合わない“コストが高い”と。だから自由化の中で原子力を生き残らせていくためには、支援が必要だということで、今経産省の「原子力小委員会」というところで、支援策の議論が始まっているんです。

(説明)
今年6月、電力の小売りを全面的に自由化する「改正電気事業法」が成立。
P1050182-s.jpg

電気料金は今まで、発電にかかったコストに電力会社の利益を上乗せして、すべて電気料金として徴収していた。
P1050183-s.jpg


これからは、市場で電力の価格を決め、競争を促し、電気料金を安くしようという仕組みに変わる。
しかし、原発だけは特別扱いにしようという議論が進んでいるという。

玉川: 原発はやはり高いということになったんですか?
:  基本的には高いということが明らかになった。

玉川: 原発は今まで安いと言われていたが、仮に高い発電だということになれば、それは企業としては見合わないよねということで、淘汰されていく。これが市場ですよね。

:  ほおっておくと淘汰されるんです。原子力は高いから

玉川: 市場に出したら原発は安くないということを、経産省は認めたということですか?
要するに、守ってやらないと廃れてっちゃうから、守らないといけない存在になったということですか?
:  そうです。

(説明)
P1050185-s.jpg

P1050187-s.jpg

伴氏は、原子力小委員会での議論は、“原発は安くない”が前提となっていると言う。
では、原発を廃れさせないための経産省の案とは―。

: “差額決済契約”と言っている。市場の価格と原子力のコストの差額が出た場合に、補填しましょうと。これは第三者機関をつくって、広く消費者から電気料金から資金を集めてそこから出しましょうと。
玉川: では結局消費者が負担するということですか?
:  差額を消費者が負担する。

P1050167-s.jpg

(説明)
差額決済契約とは、イギリスでも検討されている“価格保証制度”のこと。

P1050169-s.jpg


基準価格を設定し、市場価格を下回った場合、その差額を利用者に負担してもらうという仕組み。
これは原発が割高になった時に補填する仕組みだが、一方政府は既存の原発を運転するだけなら低廉だと主張している。では何故コストが安い原発を守らなければならないのか


玉川: 既存の原発であればコストは安いわけですよね。
:  既存の原発は安いです。
玉川: だったらそれを補填する必要はないじゃないですか。
:  新しく建てるために必要だということです。
玉川: では新しく建てるということがもう前提になっているんですか?
:  前提になっています。
玉川: 少なくとも政治側から政権側から、原発を新規立地しますよだとかそんな話は公に出ていませんよね。
:  公には出てないですね。
玉川: でも経産省と委員会の中でそういう話になっているんですか?
:  なっています。

(スタジオ)
羽鳥: これ凄い発言じゃないですか。
松尾: これ大問題じゃないですか。
玉川: 要するに、自由化することは決まってしまった。自由化すれば先に電気料金が決まるので、コストがどれくらいかかったかは関係なくなる。だから、売れた電気の範囲内でコストが出来ていないといけない、これからは。

でもそうすると、原発の場合はまずいという発想が多分あって、先に基準価格というのを決めてそれを下回った場合には、これは電気料金として負担してもらうしかないよねという話になっている。

この制度は火力発電とかには適応しない。イギリスがこれから導入しようとしている。そのイギリスの制度を日本の原子力小委員会で検討することになっている。

宮田: 何でそこまでして原発を守ろうとしているのか。再稼動の説明についても、私達に納得のいく答えが来ていない。安い原発の前提も崩れた。更に新しい原発を作るなんてとんでもない。何でそこまでして守るんですか。
玉川: これまだ伴さんの話で。 後で私経産省に聞きますけど。
松尾: これ本当だとしたら、電力の自由化って意味がないですね。
玉川: 何のために自由化するのか。自由化してコストが見合わなければ、その発電方式はなくっていくわけですよ。
宮田: 淘汰するためですよね。
玉川: 淘汰するためというか、基本的には競争するためになんですが。
松尾: 本当にゼロに向かって目指していくという話はどこに行ったのか。

玉川: それよりも、自由化すると原発はなくなっていくだろうなという見込みだった。
例えば、アメリカも自由化されたあとなかなか原発作れなかった。何故かというと、経済的に合わないから。イギリスも北海油田から安いガスが出たものだから、原発はリスクの割には合わなくなって、20年新規立地出来なかったけれど、でも政府が作ると。しかし作るにあたっては高いから、これ(価格保証)導入しないといけないというのがイギリスの話。
でも日本も・・・という話になりつつあるところ・・・。


<それでも原発を守る背景は>
では、いつの間に高いという話になったのかを元経産官僚・古賀茂明氏に解説してもらいましょう。

(VTR)
玉川: 今までは原子力というのは安いんだ、だから市場に任せたら原子力が勝つでしょという話だと思っていたが。
古賀: 今まではあたかも原発が、少なくとも再生可能エネルギーや火力よりも安いですよみたいな宣伝がされていたが、実は高いんです。

高いというのは電力会社も経産省も知っているんです。知っているが、高いと言っちゃうと“じゃあやめたら”と言われちゃうので、今までは“安い”と言ってきたんです。
安いんだから大事ですよね”と。

今度は、一旦大事だというふうになったら、何故大事かという理由は置いておいて、とにかく大事だという結論だけとって、“大事なんだからこれはずっと維持しなければいけませんね”と。
玉川: だってもともとは安いから大事だってことなんじゃないですか?

古賀: だったんですけど、その“安いから”というのは、ちょっと切り離されて、“大事なんだから維持でしょ“と

玉川: “原発は安い”から“原発は高い。でも高くても守るんだよ”に、いつの間にか変わっていたということなんですね。
古賀: 変わっているんです。

(説明)
小渕経産大臣が福一原発を視察する動画(9/7)

政府が掲げてきた原発が必要だという理由は安さだけではありません。
そのひとつが、エネルギー安全保障。
原発があることで、化石燃料を買う際に価格交渉力が発揮できるというのがその理屈。

玉川: 原発続けなくてはという人は、いわゆる“エネルギー安全保障”という意味で、火力ばかりに頼ると足元を見られるというところもあるし、選択肢を多く持っていた方がいいから、原発だってなくせないんだということ言うんだと思うんですが。

古賀: 火力とかに頼っていると、(電気料金が)高くなっちゃうでしょと、乱高下もしますし、だけど原発というのは、そっち(化石燃料を使った発電)よりも安いんだから安いのがあるんだよという武器を持ってなくてはいけないと。

ところが、もし原発が高いということになれば、武器として使えないんですよね。
原発の方が高いですよねと言った途端に、じゃあ火力はもっと高く買ってくださいって石油をね。もっと高く買ったって原発より安いじゃないですかと言われちゃうだけですよ。

玉川: 原発が安いという前提があるんだから、“安いのも持っているんだぞ”と“だから火力も安く売れ”と言えるという話ですもんね。
ということは、原発が安いという前提が崩れた時点で、他のメリットが崩れちゃうということですか。

古賀: 崩れちゃう。だからずっと原発は安いと言い続けなくてはいけなかったんです。

P1050172-s.jpg

(スタジオ)
玉川: また目から鱗で、原発が安いというメリットと、原発があることによって化石燃料の価格競争力がつくことが別だと思っていたが、これが一体だった。だから安いと言い続けなければいけないという理由がある、というのが古賀さんの話。

ここまでくると、本当にそうなのか。経産省は本当に思っているのかと私も聞きたくなって行ってきました。


<経産省に聞きました!!>
(VTR)
玉川: 少なくてもイギリスでは、原発は高いという認識に基づいて、差額決済契約を導入するということは間違いないわけですね。

経済産業省・畠山陽二郎原子力政策課長: イギリスで設定されている価格は、今の市場価格より高いということは事実ですけれども。

玉川: 差額決済制度をテーブルの場に出したのは経産省というのは、間違いないですね。

畠山: 紹介はいたしました。
玉川: これはイギリスで今導入に向けて進んでいて、まだ決まったわけではないと主運ですけど、これの背景は原発というのは、市場価格で電気料金が決まった場合に、非常に投資が大きいので、電力価格が安くなった場合には、差額が出てしまってやっていけないと。なので“原発だけは守る”という意味づけだと。やはりそういうものなんですか?

畠山: 彼らの出すガス電力の価格が非常に安いということもあって、今比べると(原発の電気価格が)高いところがあると。中期的に見たときに、十分競争力を持つものになるだろうというのが、彼らの発想でありまして、従って主眼は高いから補助しようということよりも、むしろこの価格が上下するという市場の中で、“いかに安定的に事業をやっていくのかという意味で収益を安定化させる”そこが主眼だという説明を受けています。

玉川: 少なくともイギリスでは、原発は高いという認識に基づいて、差額決済契約を導入するということは間違いないわけですね。

畠山: ガス火力に比べると、少なくとも新設のものについては高いという認識はあるようでございます。

P1050175-s.jpg

(説明〕
“イギリスでは、原発はコスト高”ということを経産省は認めた。
しかし、日本でも同じことが言えるわけではないと主張する。


畠山; 差額決済制度についても、基準価格の設定次第だと思います。
設定次第で、その値段をいくらに設定するかによって、高い・安いは変わってくるので・・

玉川: 論理的には低いところに設定することは出来るけれど、高いところに現在設定しようとしているわけだから、結局はやはり価格保証じゃないですか?

畠山: イギリスで設定されている価格は、今の市場価格より高いということは事実ですけども、(2倍ですね by 玉川)ただそれが制度の趣旨として、高いから補助しているというんだったら・・

玉川: それは表向きの趣旨と、実際の本音が違うという話じゃないんですか?

畠山: いや必ずしもそうではないと思います。

玉川 表向きの趣旨だけを持ち込んできて本音の部分を明かにしないというのは、僕は正直な行政とは言えないと思いますよ。

畠山: 従って、私どもも別に具体的な制度について提案しているわけではなくて・・

玉川: でもそれを検討してくださいということは、つまりそれをやってほしという意図が全くなければテーブルに上げないわけですよね

畠山: いや議論の参考にはなると思います。

玉川: もちろんそうですけど、議論の参考にはなるけど。それを全く導入して欲しくないという意思が政府もしくは経産省にあるんだったら、テーブルには載せませんよ。

畠山: 原子力小委員会でご議論いただくというために、テーブルに載せましたけれど、今特に何かこれを入れて欲しいという意図で申し上げていることではありません

玉川: そうすると、委員の方が新増設を含めて“原発というのは高い電源になってしまったので、守るために差額決済制度を導入しようとしている、というのが経産省の意図だ“というふう受け取っているのは曲解だということになるわけですか?

畠山: 曲解というか別にして、理解が正しくないと思いますので、そこは正確に説明していきたいと思います。

玉川: これも委員の方がおっしゃっているんですけど、既存の原発を運転するだけだったら安いわけですよね。そういう風に書いてもありますし、じゃなんでこれを導入するのか。それは新設が前提となっていると受け取っているということだが。

畠山: 必ずしもそうではありません。
玉川: ということは新設はしないんですか?
畠山: ご承知のように、今の政府のスタンスは、今まさに再稼動に向けて規制基準への適合性を13原発20基について審査をしているという最中でございまして、まずはそこに集中しようじゃないかということで、現段階では新増設ということについては想定していないというのが基本ポジションでありまして、そういう意味で、新増設を見越した制度であるということではありません。


玉川: 経産省としては、原発を新設するという選択肢は一切ないということですか?今後。
畠山: 今言っているのは、今申し上げているのは、
玉川: わからないという話ですか?
畠山: わかりません。
玉川: これから先新設するかもしれないということですな。
畠山 政府として統一的にスタンスを申し上げますけれども、現段階で新増設については想定していないという以上でも以下でもありません。

(スタジオ)
玉川: これ、え~。絶対言質をとらせない。
松尾: 現段階では想定していない。ことですということは、何が起きたって私はウソはついていませんよ。ということですね。
玉川: 作るとも作らないとも言っていないです。原発は高いとも言っていない。

では委員の伴さんが、ウソをついているのかというと、取材してみると見えてきたのは、経産省は言質は絶対とらせない。だけど例えば原発メーカーは5年に1つ新増設しないとメーカーとしてやっていけないみたいな話もその場で言うんですって。そうすると、説明をいろいろ聞いていると、結局原発というのは、高いというのが前提になっているんだなとか、新しく作るということを前提にしなければこんな制度を入れる必要ないよねとしか受け取れない。だけど直接は絶対に言わない。

羽鳥: 相反しているように聞こえるが、余地が沢山残っているという発言だということですか。
玉川: 暗黙の了解というような部分があるのかもしれない。非常に大人の議論ですね。委員会の中で行われている感じが私にはしますね。

赤江: 当たり前の商売の理論を取っ払っても、原発をどうしてもやりますという強い意志を感じるんですけれども、そうなると何のためにやるんですかという理由については、何かいろいろはぐらかしながら、結局真の理由については語られないんですか

玉川: そういうことになります。だから安いということを否定しないですよ、経産省は。いろいろなことを考えてみると、やはり原発は高いじゃないかということは言える。

高いとなると、さっきもうひとつのメリットも消えてしまうことになって、じゃあ導入しなくてはいけない理由は、何なんだというと、政治的部分が残るぐらいなんですよ。
だけど、そういうのは言わないと。

きょうのむすび:  もし原発を新設したいなら、ちゃんとごまかさないで説明して下さい。
何で新設しなきゃいけないのか、その前に新設するともしないとも言わないでなくて、ちゃんとするつもりならすると言ってくれと。そうでないと判断できません。
この問題を先送りでなくて、きっちり言って下さいよ。新設なきゃいけないと思っているなら、自信もって言って下さい。

宮田: イギリスは温暖化対策のために原発の使用を進めていこうという目標を掲げている国じゃないですか、その国の制度の都合のよいところをさらっているということは、やはいりそういう方を向いていると思いますよね。

玉川: まあイギリスの場合も独特の事情があって、CO2削減はあるが、一方ドイツを見れば原発をやめて、自然エネルギーでCO2削減しようとなっているわけ。それぞれの国のよいところを持ってきてという感じがあるのかもしれない。

羽鳥: はっきりとは結局はっきりしないことがはっきりした。
玉川: はっきりして下さいのが、今日のそもそも総研のまとめです。

***************
これは長すぎで読み切れませんね(苦笑)

古賀氏の原発のコストを安くしておかないと、他の化石燃料の調達に足元を見られるという話ですが、そもそもそのために原発のコストを決めると言うのはおかしいと思うのですが? それから、化石燃料を調達する国を分散化しておくことが大切ですね。 ロシアから直接パイプラインでLNGガスをもってくればとても安価だと思います。
これも進めてほしいです。

化石燃料調達のために原発は必要ありませんので。

また経産省の課長さんは、おつむはいいのかもしれませんが、何とも煮え切らずイライラしました。
何だか哀れに思えたのはschnauzerだけかな?



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