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脱原発にめざめました。
再生可能エネルギーにも大いに興味あり。
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ベトナムへの原発輸出について

2011.11.22 22:38|原発輸出
昨日に続き、ベトナムと原発について、昨日のセミナーで学んだことをまとめてお知らせします。

FoE Japanの満田さんの報告から

ベトナムは経済成長率が6.7%。電力需要は年率10%増加し続ける見込みで、電力需給のひっ迫が成長の障害になっている。これまでは水力発電が主力だが、ダム建設も限界で、2009年に原建設計画を国会で承認した。

ニントゥアン第2原発の予定地は、ホーチミン市(人口700万人)から250km圏内。(東京-福島と同距離)
ロシアが予定している第1原発はここのホーチミン寄り20km。ここに100万kw2基の予定。
このタイアン村は600世帯程度で2km離れた場所に移転が決まっている。
ニンチュア国立公園に隣接していて、絶滅危惧種のアオウミガメの産卵地となっている。

産業は農業(ブドウ、ニンニク、ネギ、リンゴ)、漁業、エビ養殖、塩田などで、生活が安定した豊かな農漁村に見える。
豊かな自然資源と観光資源もあり、エコ・ツーリズムも盛ん。

住民の暮らしは、近代的ではないが、漁業と農業、家畜の組み合わせで生計をたてていて、健全な農村経済が発達している。 ニョクマムの元になる小イワシの中に大きいイワシがあると、村民に分けてあげるなど相互扶助の精神が流れている。

住民の生の声は、気候もよく、生活は安定しているので、本音は移転したくないが、国家事業なので仕方がないというスタンス。 福島事故はもう収束したと聞いていて、最近は報道もない。 放射能などについて尋ねると、深くは関わりたくない感じで、村のリーダーに聞いてほしいとのこと。

リーダーは、昨年夏福島原発と西日本の原発予定地を訪れたそうで、福島原発の近くに人が住んでいるので安心した。事故は天災のせいで、技術のせいではない。 放射性廃棄物をどうするかなどの技術的詳細については知らないとのこと。
ロシアの協力で小学校で原発教育が始まっている。

見えてきた問題点 
・情報公開、アクセスが不十分
・少数民族がいるなど、情報が行き届かない。(原発自体のことも、事故時のことも)
・一党独裁で情報統制が容易なので、民主的議論が行われていない。
・使用済み核燃料の処分の見通し不明
・工事、運転の事故リスクが高い。

・国立公園に隣接
・海洋生態系への影響
・自立した地元経済の破壊
・過去に8mの津波経験。 津波対策不明
・20km圏内にファンラン市(18万人)
・250km圏内にホーチミン市

・周辺インフラをODAで整備?
・JBIC(国際協力銀行)のガイドライン違反の可能性あり

福島原発は、数日前に3号機1Fで1600ミリシーベルトの放射線量を計測したとのことです。誰も中の状態を知らない壊れた原発が4基、どうなるとも分からない状態で手放しにされているというこの状態で、原発を輸出するなんてどうかしていますね。

原発やTPPなどにより、日本が長い間抱えてきて解決出来ずにいる問題が白日の下に晒されています。
これを解決する方法を見つけることが出来ないために苦しんでいる今の日本と、対峙して解決することなく、「新成長戦略」とか格好いいことを掲げて、ベトナムや新興国に原発を輸出し、原発自体に関わる会社や、電線、道路などを含む周辺インフラを整備することによって儲かる一部の会社や人々のために、ベトナムの穏やかな暮らしを奪うのには反対です。

日本のすべてが、金太郎飴のようにどこを切っても同じ町と過疎の村になってしまって、国民は幸せを感じられなくなってきた今、これと同じ道を、例えばベトナムのような国に歩ませたいのでしょうか?

ブータンにはブータンの、ベトナムにはベトナムの進む道があると思います。
日本は、自国で原発を造ることは出来ないでしょうし、させません。 が、技術を絶やさないために原発を輸出すべきという声は政治家にも多いようです。 また、日本がベトナムに造らなくても、どこかの国が造るだろうから、それなら日本が・・・。という声にも、少なくとも日本はその先棒に立つことは決してしてはなりません。

確かに原発は、多岐に渡って恩恵を受ける会社や人々があるのは分かります。
しかし、それに関わる多くの日本人に、自分の残りの人生をここでよく考えなおしてほしいと願います。
会社の利潤のために、自分の主義主張を捨て、他の国に捨て場所のない燃料を生み出す原発を売りにいくことに、何の意味があるのですか?
他の商品やサービスを売ることを考えてください。 原発より、再生可能エネルギー利権の方がまだましです。

今しなくてはならないことは、国内の原発を収束させることだし、長い間原子力ムラが甘い汁を吸いながら、骨抜きにしてきた原子力政策によって止められなかった放射能に苦しんでいる人々を、早く救済することですよね。

記事はなるべく短くしようと決意した途端に、長くなってしまいました




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