プロフィール

schnauzer

Author:schnauzer
脱原発にめざめました。
再生可能エネルギーにも大いに興味あり。
学んだこと、見聞きしたことを綴っていきます。一緒に考えませんか?

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

フリーエリア

最新記事

カテゴリ

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

10年単位の戦争。 あきらめずに頑張りたい

2012.06.03 22:21|参加した活動など
昨日6/2下記の催しに参加してきました。
地球温暖化を問題にして、政策提言をしているNPO『気候ネットワーク』の主催です。
schnauzerは、温暖化については、脱原発⇒火力発電⇒CO2排出⇒地球温暖化 という問題意識は低く、原発やめて火力の炊き増しによって多少CO2の排出が多くなっても構わないのではという立場ですが、興味深い顔ぶれであったので行ってみました。

<特別シンポジウム>
◆◇ わたしたちが選ぶエネルギー・気候変動対策 ◇◆

現在、3.11後の原発事故を受け、政府の委員会でエネルギー政策の見直しの検討が行われています。原発問題、自然エネルギー、電力システム改革、地球温暖化など、様々な視点を踏まえ、政府はこれからの日本のエネルギー政策の選択肢を示す予定です。

本シンポジウムでは、エネルギー政策の選択肢の意味を理解し、政府の委員会の委員を交えて議論を行い、わたしたちの「エネルギー・気候変動政策」を探ります。

日 時:2012年6月2日(土)13:30~18:00
会 場:日比谷図書文化館コンベンションホール(東京)
対 象:原発、自然エネルギーなどの未来について考えたいと思っている方(どなたでも参加いただけます)
申込み:次のWEBフォームよりお申込みください。
  
【第1部】講演(13:30-14:00)
◎「持続可能な社会へ~これからのエネルギー・気候変動対策」
浅岡美恵(気候ネットワーク代表)

【第2部】政府が示す” 選択肢” とその意味(14:00-15:30)
(1)政府による説明
田中良典(内閣官房国家戦略室企画官)
定光裕樹(資源エネルギー庁総合政策課戦略企画室長)
土居健太郎(環境省地球環境局低炭素社会推進室長)

(2)政府の委員会の委員のコメント~選択肢の意味とは?
橘川武郎(一橋大学大学院教授)
高橋洋(富士通総研主任研究員)

(3)NGOが考える” エネルギー政策の選択肢”
平田仁子(気候ネットワーク)
山岸尚之(WWFジャパン)

【第3部】話そう、選ぼう、わたしたちの未来(15:45-17:50)
◎ディスカッションを行い、エネルギー政策の選択肢を探ります。

進行:おしどりマコ・ケン

<コメント>
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所)
金子勝(慶応義塾大学教授)
和田武(日本環境学会会長)
高橋洋(富士通総研主任研究員)
浅岡美恵(気候ネットワーク代表)

主催:気候ネットワーク
備考:このシンポジウムは、平成24年度独立行政法人環境保全再生機構地球環境基金の助成を受けて開催します。

=====
浅岡美恵 気候ネットワーク代表 
中央環境審議会地球環境部会委員原子力委員会新大綱策定委員会委員を務めており、後者の下部委員会である「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」の資料作成に推進派を一同に集めて議事録のない勉強会を開催していた件で、新大綱策定委員会で金子氏と共に痛烈に近藤委員長を批判していた人です。

昨日は、政府のエネルギー・環境政策の見直し体制について、すったもんだの話を取り混ぜ説明。

政府から
*現在行われている、総合資源エネルギー調査会基本問題委員会原子力委員会、中央環境審議会の出す選択肢を、政府のエネルギー・環境会議が取りまとめ、国民的議論を行い、「革新的エネルギー・環境戦略」をこの夏決定する予定ですが、その国民的議論をまきおこす事務局になると思われる内閣官房 田中良展氏からこのプロセスを説明。しかし、国民的議論については検討中。案があったら教えてあげて下さい。

この人は略歴を見ると環境省の役人。4年間外務省からEUに出向していて昨年6月から国家戦略室。どのように国民的議論をおこしていくのかは、日本で初めての試みなので、力量が試されます。

昨日は週末故、政府の人も半袖シャツにチノパンという服装で、言葉使いも「~~聞いてございます」調はなく、官僚用語は威厳をもたせたい時の東大話法の一つなのだと納得。
こういうNPOの集会にはふさわしくないという判断は出来たということか。

田中氏は、この後3部にも客席に残り、おしどりさんに遊ばれていました。
昨日のような会は、国民的議論に大いに参考になったと思います。

*エネ庁定光氏より当たり障りのないエネルギー関連の話とエネルギーミックスについて、並びに環境省土居氏より中央環境審議会地球環境部会の検討状況について説明。

*高橋 洋 基本問題委員会委員 (4)または(1) 
1・ 原発推進か、脱原発か?  2.再エネに期待できるか、できないか? 3.システム選択か、現状維持か?
について原発推進派  と  脱原発派の言い分を図示し、我々は政策転換できるのか? と提示。

その肝は、福島原発事故を経験した国民の意思 

*橘川武郎 基本問題委員会委員 (3)
・土曜日は大学が忙しい。が、この顔ぶれで僕がいた方が偏らなくてよいと思いやってきた。
・非常に割高に買っている天然ガスを安くまとめ買いしたり、最高級でない石炭による発電により、2030年に0%選択より、早く原発を減らせるかもしれない。
・原発立地に火力発電所を。
・石炭火力は世界最大の電源である(41%、米49%、中79%、印69%)である。 高効率かつCO2排出低い火力発電技術の輸出により、地球環境問題としてCO2排出量削減する。

*市民のエネルギー代替案を提出する2団体からの報告

*3部は、おしどりマコ・ケンの進行によりなごやかに進みました。
まず、2030年のエネルギー・ミックスを1. 0% 2. 15% 3. 20~25% 4. %は市場が決める のどれを選択するかを、番号をふった紙を会場と壇上が一緒にもち上げるなどして、国民的議論を試してみる。

*和田 武 日本環境学会会長 調達価格等算定委員会委員 (1)
・立ち遅れる日本の再生可能エネルギーの普及。 
・ドイツ、デンマークでは市民・地域主体による再生可能エネルギーが普通。
・誰かにお任せではなく、自分で、地域で何でもやってみることが大切。
・FITにより、生産者として参加出来る。
・ドイツ、デンマーク、・・・インドなど世界を歩いていると経済的に疲弊していた地域が、再エネの主体的な導入により変わっていく。

*飯田 哲也 基本問題委員会委員 (1) 
・10年単位の戦争。近代史の転換期。
・福島経験して国として、大きいエネルギー転換をアジアへ、世界へ示す責任がある。
・電力会社が倒産へ向かっている事実と、使用済み燃料問題を表へだしていくことが大切。
・自然エネルギーを自分で作り始める。 主人公になってアクションする。

*金子 勝 原子力委員会新大綱策定委員会委員 (2)
・番号札では2(15%)を上げる金子氏。 隣の飯田氏から1と間違えたのではと促されていましたが、2でよい。 大綱策定委員会では自然に0%にする案を推してきたのでこれでよい。
・強い奴が嫌がるのが大好き、皆が騙されるのを暴くのが好きという意地悪な性格。風圧を受けるのが大好きなのに、最近街でおばさんに「頑張って」と背中を押されたりするので、ちょっとがっがりしている・・・と会場をなごませる。 

・原発は電力会社の不良債権。 社会でどうするかを考えよう。 原発は不良債権問題、そして答えのない使用済み核燃料問題と広めよう。
・柏崎刈羽は2、3年で使用済みプールは満杯。 東電のボーナスはおとり。
・スマートシティ、スマートハウス、スマートファクトリー・・・金儲けて何が悪いんだぐらいの気持ちで産業を興すと、楽しく雇用も増える。

質疑応答では、温暖化についての質問が多い。
飯田氏は、2020年に25%温室効果ガス削減目標に拘らない方がいいという考えのようだが?に対して飯田氏は、温暖化懐疑論者をここで敵にしない。今一番大切なことに力を費やすのが得策。
2050年に80%削減は達成する。
浅岡:古い火力をリプレイスして、25%可能。

=====
特に目新しい論調はありませんでした。
著名人もチラホラ。 前内閣官房副長官の福山哲郎氏も3部に客席から参加。
皆と一緒に番号紙を上げる。1でした。菅前総理と大変な時を過ごして脱原発をめざしているとのことです。原発については知りませんが、以前から環境派。

橘川氏の原発立地で、廃炉ビジネスと火力発電所を設置するというのは名案だと思います。火力に限らずその地の特性を生かした再生エネルギーを地域の人々が考えて起こすのがいいでしょう。皆が生産者になれるわけですから。
早く原発立地に提案して、電力会社や国に、地域から「原発いらない!」と云えるのがベストです。

それから、基本問題委員会を視聴しているschnauzerとしては、その裏の事務局なる人を観察出来てこれは非常におもしろかったです。

主催者など環境派の人々は、3.11以前は地球温暖化のために原発を容認していたのでしょうか。それもよく分かりませんでした。昨日の議論は、脱原発に偏っていたので、温暖化のためにCO2削減をしたい人にとっては、少し物足りなかったかもしれません。

終了まで5時間余り、帰る途中で飯田氏がタクシーに乗るところだったので「いつも見ています。・・・・・・」とエールを送りました。それを見ていたおじさまに話しかけられました。飯田氏の先輩だそうで、技術屋なのでこれまで腹を決めかねていたが、最近の原子力委員会の秘密会議の一件で、脱原発に心を決めたとのことでした。「ムラはくさっとる。ああいう人々に原子力は扱えない」
仕事の関係で腹をくくれない男性は多いと思います。が、そろそろ舵を切るときではないでしょうか。

飯田氏によると早くても10年(ドイツでは20年)の戦争になるそうなので、あきらめずに頑張ろうと気持ちを新たにしました。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。