
今朝フル出力した
大飯原発4号機ですが、午前5時半ごろ、原子炉内の核燃料の真上にある1次冷却水の温度を測定している温度計が上昇したことを示す警報が作動しました。この温度計は、1次冷却水の温度が上昇しすぎていないかを監視するため、
336度に達すると警報が鳴る設定になっていて、25日朝は、瞬間的にこの値を超えたということです。
関西電力は、ほかの温度計は通常の値を示し、原子炉の圧力などのデータに異常がないことから、
出力を下げるなどの対応はとらずに監視を続けるとしています。(
7/25 NHK)
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よくいろいろ異常がおこります。
福島原発2号機でも、温度計が高温になって取り外してしまったことがありましたねぇ。
また、クラゲが来て大慌てになりませんように~~。
志賀、大飯原発:北陸電、関電が破砕帯の追加調査計画 (
7/25 毎日)
敷地内の断層(破砕帯)が活断層である可能性が指摘されている北陸電力志賀原発と関西電力大飯原発について、両電力会社が25日、各原発敷地内の破砕帯に関する追加調査計画を原子力安全・保安院に提出した。保安院が31日に開く専門家会合で了承後に調査を始め、志賀原発は来年1月までに、大飯原発は年内に最終報告する方針だ。
志賀原発の追加調査対象は、1号機の原子炉建屋直下にある「S−1」破砕帯。
建屋近くに深さ約40メートル、長さ約50メートルのL字形の穴を調査用に掘削し、破砕帯を直接調べる。試料も採取し、活動性の有無や地層の古さなどを確認する。ボーリング調査なども行い、他の断層と連動して動く可能性なども調べる。
この破砕帯は、17日の保安院の専門家会合で活断層の可能性が高いとの指摘が相次ぎ、保安院が追加調査を指示した。北陸電は専門家にも参加してもらい、慎重に調査する。
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大飯原発は稼働を止めて調査をするつもりはないようです。 どうやって調査するのか見ものです。また、必ず指摘をしている専門家の参加を求めます。
電力会社も保安院も、渡辺満久氏などの専門家と市民グループなどの指摘を見過ごしに出来なくなってきました。
そんな中でも、保安院は、着々と推進の方向で動いています。
志賀原発:保安院など、2号機現地調査 (
7/25 毎日)
石川県志賀町の北陸電力
志賀原発2号機の安全評価(ストレステスト)1次評価に関し、経済産業省原子力安全・保安院などは25日、
同原発で現地調査を始めた。26日までで、緊急時の安全対策などを確認する。
福島第1原発の事故後、1次評価に絡む保安院の現地調査は、これまで加圧水型軽水炉(PWR)の原発で実施。福島第1原発と同じ、沸騰水型軽水炉(BWR)での現地調査は、改良型同型炉の志賀原発2号機が初めて。
25日は、調査状況の一部が報道陣に公開された。原子炉に注水する消防車や電源の復旧作業で使用するクレーン車が緊急時でも機能するか、保管状況の確認などが行われた。
一方、保安院は今月中旬、志賀原発1号機の直下を通る断層が活断層かどうかを確認するよう、北陸電力に追加調査を指示。同2号機の1次評価の審査については、追加調査の結果が出るまで最終判断しない方針。