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2/28 そもそも総研たまぺディア 「そもそも貿易赤字は原発停止が原因なのか?」

2013.03.04 21:50|そもそも総研たまぺディア
最近、原発の代替となる火力発電所のニュースや、代替化石燃料として米国のシェールガス、ロシアの天然ガスのニュースを目にします。

schnauzerは、原発が稼働しないと電力が足りないという論には、火力発電がある反論としてきました。
電力会社が原発をあきらめて火力発電にシフトしていくのは望ましいのですが、そもそも原発と火力発電所は既に補完し合う関係にあったので、老朽火力発電所を効率のよいものにリプレースするのはともかく、それ以上に大型火力発電所を次々に作るのはいかがなものかという素朴な疑問を最近持っています。

ただでさえ、将来の日本の製造業の絵姿が見えず、人口は減少し、電気をこれまで以上に使う社会になるのか分からないのに、単に今儲かるからといって、大きなコンクリートの発電所をむやみに増やすのは、これも将来世代へのつけ回しにならないといいのですが。

新しいデータを出して日本の輸出が伸びていないという問題提起してくれましたので、簡単にまとめました。

2/28 そもそも総研たまぺディア 「そもそも貿易赤字は原発停止が原因なのか?」

先週、財務省は1月分の貿易統計が-1兆6294億円と過去最大の赤字になったことを発表。
また、2012年6兆9273億円の赤字となった。

1

そのため、貿易赤字を食い止めるために原発を動かさなければならないという論調が出てくると思うし、原発止めているから化石燃料をこれまで以上に輸入しなくてはならないから貿易が赤字になるんだというイメージを持っている人多いと思う。
本当に貿易赤字の主因は原発停止なのか疑問が残る。

2010年と2012年を比べると、輸出が3.7兆減り、輸入が約7兆増加した。
2

日本エネルギー経済研究所 永富:
輸出―輸入=貿易赤字 輸出と輸入をはっきり分けて考える。
輸出は、直近の尖閣問題で中国向けの輸出が落ち込んでいる。 数年来の日本経済の落ち込みの中で輸出額が減ってきてしまっている。 これが主因のひとつ。

(参考:日本エネルギー経済研究所は前資源エネルギー庁傘下、豊田理事長は原発推進派で総合資源エネルギー調査会の委員)

玉川: 減った3.7兆のうち中国への輸出で1.6兆、西欧への輸出で1.3兆、合計2.9兆減った。

ニッセイ基礎研究所 斎藤: 化石燃料の輸入は確かに増えている。
その1番の要因は価格の上昇にある。 また、この2年間で日本の貿易赤字は13兆円ほど膨らんでいるが、そのうち化石燃料の輸入量増加で増えた赤字は1.6兆円と全体の1割強に過ぎない。 主因はあくまで輸入価格が 高騰したことであり、これには世界の政情不安などが関連しているので、原発の停止とは分けて考えるべきだと思う。

輸入額は単価×量で決まることを説明。 ここを見ないといけない。

化石燃料の輸入の増加分=6.1兆
単価の上昇 → 5.1兆円
量の増加分 → 1.4兆円
そのため原発停止の影響はほとんどが単価の上昇なので 6.1-5.1=約1.9兆円
仮に原発がすべて動いていたとしても、赤字は13―1.9=約11.7兆円となる。 
原発の影響は輸出減額の影響より小さいことがわかる。
3

永富: 2013年は再稼動が難しいということで、全く動かないという状況をベースとして、ストレステストの評価が先行しているものや、電力会社が動かしたいとしている原発を9基稼働した場合をシュミレーションしている。
原発9基稼動して貿易赤字は3000億円縮小する

これによって電気料金に影響は出るのか、原発を9基稼働する場合と26基稼働する場合で比較してみると、9基では0.3円/kWh、26基では1.5円/kWh安くな るという。

9基稼動で3000億円、26基稼動で1.4兆円輸入が減り、各家庭では9基で2%分、26基で5%分電気代が安くなる。

玉川: 9基動かして電気代を2%安くする方をとるのか、2%安くなるだけなら9基動かさなくていいとするのか、人それぞれだと思うが。
電気代が高いことは、地域独占とか、総括原価方式、発送電分離を進めていって下がる分は2%以上。

松尾貴史: ただ値段だけで判断するものではない、原発を止めたい人達が値段だけで動くはずもなく、そこはもう別の次元になってくる。

斎藤: 円安は中長期的には貿易収支にはプラス。 ここ1~2年は貿易赤字縮小に向かうとみている。ただ注意しなくてはいけないのは、短期的には円安が続いて輸入価格が上がり貿易赤字は拡大すると見ている。

玉川: そうすると短期的には、やっぱり原発止めているから貿易赤字が大きくなったと言われる可能性はあるということですね。

「そもそも 原発停止は貿易赤字の一因とはいえるが主因とはいえないんじゃなか。」

松尾: 長期的に世の中をどういう様に作っていくのかということを考えていかないといけないのではないか。

玉川: メディアは嘘は書かないが、データの一部をとって主張したいことを主張するのが特性なので、もしか疑いがあるときは調べて勉強することが大事だと思うそもそも総研でした。

=====
日本が経済大国でいられたのは製造業の輸出に支えられていたから。 アジアのどこでも技術が発展し、安い人材が得られるようになった構造変化に対応してきませんでした。 産業構造を再構築しなくてはなりません。 しかし日本だけでなく、世界中で未来の図が描けていません。 アベノミクスでわかるように、現政権は知恵がないのか、これまでの構造に逆戻りすることで日本を救うというような勢いです。 
そのために、税収と同じ規模の国債という借金をしようとしています。

直ぐに輸出を増やすことはできそうにありません。 ただでさえ日本の車などが放射能で受け入れられなかったことがあったではありませんか。 そうすると、輸入を減らしていかなくてはなりません。
そういう視点で見ると、このそもそも総研の問題意識はgoodなのですが、全体の化石燃料の輸入を減らしていく方向にもっていくのがbetterだと思いました。


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