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サンオノフレ原発2基が廃炉決定

2013.06.10 23:07|海外の動き

原発輸出に冷水 三菱重装置の米2基廃炉 損害賠償協議へ 〈6/8 東京)

【ニューヨーク=吉枝道生】米カリフォルニア州のサンオノフレ原発を運営する電力会社サザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)は7日、廃炉を決めた2、3号機に関し、異常のあった蒸気発生器を製造した三菱重工業側と、保険の適用も含め損害賠償について協議する方針を明らかにした。

2、3号機の蒸気発生器は2009~2010年に交換されたばかりだったが、配管に多数の異常な摩耗が見つかり、1年半にわたり運転停止していた。昨年夏には電力不足の可能性も指摘されたが、停電などはなかった。1号機は既に廃炉となっている。

再稼働に対する住民の反対運動もあり、今後の見通しが立たない状態となり、廃炉を決めた1500人の従業員を来年までに400人に減らす計画という。

三菱重工の米国法人で同原発に関わる三菱ニュークリア・エナジー・システムズは「廃炉の発表に落胆している。今でもこの原発が安全に稼働すると確信しているが、今回の結論に至るには複雑で難しい要因があったのだろう」とコメントした。

<蒸気発生器> 原子炉から送られてきた熱水の1次冷却水で、2次冷却水を蒸気にする加圧水型原発特有の装置。この蒸気でタービンを回し、発電する。温度差のある水が流れる多くの細かい管が集まるが、国内でも管にひび割れが入るなどのトラブルがあり「加圧水型のアキレスけん」とも呼ばれている。



東京新聞では同頁の「福島の悲劇 教訓に」という記事で、「再稼働反対を訴えてきた地元住民らは喜びの声を上げた。」として、反対運動をしてきた住民の声を伝えています。

これによると、昨年の運転停止から、活動家らと共に米原子力規制委員会(NRC)に働きかけるなどの活動を続けてきた一人は、福島事故後はメディアが注目するようになったという。また、FOEの活動家は「日本の原発反対の取組みが、私たちや世界各地の運動に大きな影響を与えた」

米国では最大104基の原発が稼働していたが、「シェールガス革命」で低コスト火力発電に対して原発の競争力が低下し、老朽化も進み、メンテナンス費用も負担になっている。今年になってキウォーニー原発とクリスタル・リバー原発の廃炉が決定されているそうです。

==========
この記事によって2つ関心をもったことがあります。
ひとつは、日本では、福島第一が沸騰水型原発であるので、その構造についてはわからないにしてもお馴染みになっているし、格納容器が小さいとか、制御棒が下から入るので時間がかかるなど、そもそも構造上設計上のミスがあるのではないかとの意見があることもわかっています。 ところが比較的新しい加圧水型については、あまり情報がなく、議論もないのでよく知りません。

加圧水型は東芝ーウエスティングハウスと三菱ーアレバが製造しているようです。
しかし、この内、三菱重工の蒸気発生器について異常な摩耗が見つかったことにより廃炉になったわけですから、日本の加圧水型原発でも、それを追求することができるということなのではないだろうかということ。 朗報です。特に再稼働を目論んでいる原発は加圧水型だと思うので・・・。

もうひとつは、ここでは住民の反対運動が、廃炉を決定づけた大きな力になっているようだということです。

この2点について、昨日IWJの会員限定の配信で、この春、NHKを離職したアナウンサーの堀 潤氏の興味深い話を聞きましたので、簡単にご紹介します。

昨年1年間カリフォルニアに留学していた掘氏は、このサンオノフレ原発の再稼働反対運動をずっと取材してきていたそうです。 三菱重工は全額を賠償するのは大変だということでわかっていて、少し前から蒸気発生器の問題点をサザンカリフォルニア社は知っていたとするようなので、これからどうなっていくのか注視したいとのこと。
また昨年の1月から、原発の再稼働について、市民とNRC、電力会社の三者によるミーティングが完全公開で行われていて、それも1回4~5時間をかけて議論し合い、そこで出た問題点を次のミーティングでまた議論しあうということが続き、決定が延期につぐ延期をしてしまい、結局廃炉の決定がなされたとのこと。

アメリカは何と言われても民主主義の国。 情報公開や市民の声を吸い上げる装置も、日本よりはまだ息づいているようです。(原子力ムラは日本よりは強固だと思いますが)

原発輸出についても、具体的に日本企業が損害賠償責任を負うということになれば、これは脱原発にかなりの励みになるのでは。


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