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10/10 そもそも総研 「そもそも自衛隊だけで日本は守れないのだろうか」

2013.10.10 21:47|そもそも総研たまぺディア
今日から朝鮮半島南部で、日米韓合同演習が行われています。 演習には、米国の超大型航空母艦ジョージ・ワシントン、日本と韓国のイージス艦のほか、エセックス級空母アンティータム、駆逐艦プレブル、戦闘機、ヘリコプター、早期警戒機などが参加しているそうです。(10/10 The Voice of Russia

莫大な軍備費を削減しなくてはならない米国は、日本にその負担を肩代わりさせたく、日本は唯々諾々とそれを遂行しています。 それでいいのか。今日の玉川氏は、日本の軍備について再認識させてくれました。これはマスメディアでもっと取り扱うべき問題ですね。

10/10 そもそも総研たまペディア 「そもそも自衛隊だけで日本は守れないのだろうか」

P1030976-s.jpg

玉川: アメリカ軍が日本にいないと日本は守れない。だから基地も仕方ないという話をよく聞く。
そういう意識は日本人の中でかなり広く持たれている。

先週の木曜日に、日米安全保障協議 “2プラス2”が開かれた。 日米間の米軍と自衛隊でどのように役割分担をしていくかをほぼ変えるので、その話し合いをした。

やはり米軍がいないと日本は守れないのか? 国防の元トップの4人に話を聞いた。

元防衛省 元内閣官房副長官補(安全保障担当)第一次安倍内閣のメンバ― 柳澤協二氏(いわゆる背広組)と、いわゆる制服組と呼ばれる自衛隊の空、海、陸のトップだった三人に話を聴いた。

元内閣官房副長官補 柳澤 協二氏
玉川: 日本は自衛隊だけでは防衛が不十分なのか?
柳澤: 端的にいうと、相手から攻められた時に関していえば、通常兵器でほとんど防衛できると思う。

玉川: 通常兵器であればという前提をとったのはどういう理由か?
柳澤: 核が今使える兵器かどうかというのは別として、現に核をたくさん持っている国がいるわけだから、核については、核抑止力なり別のディンジョン(側面)で考えないといけない。
P1030983-s.jpg 

しかし、通常兵器で、北朝鮮が映像で流していたような、上陸用舟艇で押しかけてくるような、ああいうタイプの侵略に対しては、自衛隊は独力でやれることを目標に防衛力整備をしてきている。 その面では相当な水準にあると思う。

玉川: TVをご覧の方の中には、日本はアメリカがいなければ守れない。 だからアメリカの基地が日本にあっても仕方ないという考えが多いと思うが、これについてどうか?
柳澤: アメリカと中国の間で、本当に本格的は世界をつぶしてもいいような大戦争が起きるという前提であれば、その意味では日本だけではとても守れない。
それはどの国でもおそらくアメリカ以外はそうだと思う。

そういう戦争を考えるのではなく、何らかの突発的な事態が起きた時に、対処できるという意味では十分な能力がある。

その限りでは、別に米軍の力を借りなくても自衛隊だけで対応できる。 そのことが目標でもあり、そのために訓練もしてきたし、そういう防衛力にはなっているということだ。

********************
玉川: 核の問題は別にして、核戦争になったら完全に両方とも潰れてしまう。だから核戦力は使えない。 もう60年以上使えないわけだ。

通常の戦争はいっぱい起きている。その意味でいうと、日本は十分アメリカなしでも防衛できる元防衛省の人が言っている。

ここで《クイズ》 各国の防衛費はランキング  日本は第何位?
日本の軍事力を裏打ちする防衛費は?

赤絵: 10位以内には入っている・・・6位・・・5位で?
(4位、8、9位という声がある)
P1030984-s.jpg

玉川: 当り。 (日本 594億ドル)
松尾: ロシアとそう変わらない。(ロシア 599億ドル)
玉川: アメリカは6457億ドルと突出している。 日本の10倍以上。
中国が2番目。 1、2位とそれ以外という感じだ。
ただ日本は5本の指に入っているということは、防衛力があるということ。

さて、陸海空を個別に見ていく。まず空から。空が実は大事だ。

元航空支援集団司令官(空将) 織田邦男氏
玉川: 日本の航空自衛隊は、世界的に見てどういう位置づけか?
織田: 一言ではいえないが、我々防空という観点からは、世界でも有数な空軍であることは確か。やはり空軍は攻防あいまってひとつの評価を得るが、攻撃といった分野がほとんど欠けているので、ただ防空といったところだけをとらえれば、まあ世界有数だ。

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(説明)
航空自衛隊の実力は世界有数だと織田氏。
空の防衛では、保有する戦闘機の世代の違いが大きな意味を持つと言う。

織田: 航空戦略は特に質的優位というのが必要。 質が劣っていると例えば1機のF-15に対して1000機のゼロ戦を持っていっても絶対に勝てない。 1対1000で勝てない。 1対10000でも勝てない。いくら程度の低い飛行機を持っていても・・・。だからこそ第4世代から第5世代と世代が変わると、大きなイノベーションというか、戦力差が出る。

(説明) その第5世代戦闘機を保有しているのはアメリカのみ(179機)、日本も導入を予定している
日本は現在第4世代戦闘機をおよそ201機保有。周辺国より数は少ないが、国際地政学研究所によると、防衛のみに専念する日本にとっては、有事に十分対応できる装備といえるそうだ。

では自衛隊だけで日本は守れるのか? 
織田氏は、国防全体を考えた場合、最も重要なのは、航空優勢だと指摘。

航空優勢とは、その地域の上空を軍事的に支配している状態
例えば、太平洋戦争末期、日本は航空優勢をアメリカに取られたために無差別爆撃を受けたという歴史がある。

玉川: 東シナ海の航空優勢を、いま自衛隊は持っているといえるのか?
織田: 日米でスクラムを組んだ体制で持っているというのが正しい。
玉川: 日本だけでは東シナ海の航空優勢というのは取れないのか?
織田: 日本は攻める力を持っていないから、海上を攻撃する力も微々たるものしか持っていない。

それは今の日米ガイドラインで、攻めるのはアメリカ、日本は守るという枠組みになっているから。 そういう兵器体制になっている。
だから、日米あいまって今の段階では、東シナ海の航空優勢はあると。だから中国は動けない。

それでは海の上の防衛体制はどうなっているのか?

元護衛艦隊司令官(海将) 金田秀昭氏
玉川: 日本に自衛隊の実力というのは、世界の中で見た場合に、どれくらいの順位にあると考えればいいのか?
金田: それは、なかなか難しいが・・・

(説明)
金田氏によると、海上自衛隊の実力を測るには、「装備」「運用」「後方支援(補給)」「隊員の士気・練度」等を総合的に判断する必要があり、実力を単純に数値化するのは困難だとする。

金田: ただ見方によると、例えば私は海上自衛隊の出身だが、海上自衛隊の実力はナンバー2だという人は、日本だけでなく欧州のかなりの国々も、イギリスの人もそういう評価をする。
玉川: ナンバー2ということは、上にあるのはアメリカだけということ?
金田: そういうことだ。
玉川: ロシアとか中国よりも海上自衛隊は、海上戦力は上だと?
金田: そうだ。

玉川: 日本が他国から攻められるときは、大陸間弾道弾を除いてまずは飛行機で来る。そうするとその飛行機を日本が戦闘機を飛ばして打ち落とす。これが航空優勢。
これが保たれている限りは、例えば船が来ても、攻撃して沈めるので、結局来られない。船も来られないということになると、日本は海に囲まれているので、上陸が出来ない。

陸上自衛隊が出てくるのは最後の最後。だからいかに空が大事か。 次に海が大事かということだが。
戦闘機の数は、中国より少ないといわれるが、防衛をする意味では、向こうの3分の1戦闘機を落とせば、帰って行かざるを得ないそうだ。 なので、同じ数なくても防衛の面だけで見れば十分だということだが。

ただこれは今までの戦争のことだ。従来型の戦争についてはそうだ。

********************

例えば尖閣はどうだ? それ以外にもこんな問題がある。

金田: 今は尖閣諸島の問題があるが、そこでのいざこざについては、防衛事態にしてはいけない。 今のような状況に少なくとも留めておかなくてはいけないというのは事実だが、仮に中国が挑発してきて、軍が出てくることになっても、それに対する対応は十分に可能だと思う。
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空の防衛の観点からは・・・

織田: いろいろな理由で中国は本格的な戦争は望んでいないと思う。 
いろいろな理由でひとつ大きなのは、アメリカを敵に回したくない。
日米がスクラムを組まれたら勝つ勝算が立たない。 
だから一概に大規模な軍事侵攻というのはないと思う。

ただ小競り合いはあるだろう。 その小競り合いを大きな紛争にしないように抑えなければならない。 例えば、20~30人の中国人が上陸するというはあるかもしれない、しかし私が向こうの指揮官なら、一番考えなければならないのは、人間は3食食べなければいけないから、その補給。
後方補給の船で何回もやらなければいけない。それを先ほど言った航空優勢で邪魔できるので、そんな簡単に20~30人、100人上陸させてというのは、よく巷でいわれるがそんなに簡単なことではない。

(説明)
尖閣諸島については、海上でも上空でもほぼ十分に防衛準備が整っているという
ところが・・・

元陸上自衛隊幕僚長 冨沢 睴氏
冨沢: いかに航空優勢をとってもそれに対応できない。
日本の防衛で一番恐ろしいのは、テロ・ゲリラ戦だと思う。日本にはいわゆるインフラというかライフライン、水だとか、原発だとか、通信線だとか、列車のラインとか、非常に脆弱なものが多い。それをテロ・ゲリラの小さな戦略でやられると、それに対応する戦力がない。

いかに航空優勢をとってもそれに対応出来ない。 テロ・ゲリラには地上兵力が必要だ。そこで私の陸上自衛隊が出てくるのだが、相手のテロ・ゲリラにはそれに対応できるような対照的な戦力を持たないといけない。その準備が今日本は全くできていないというのは心配だ。

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(説明)
冨沢氏は、テロ・ゲリラ戦の難しさについて、次の例を上げた。
韓国の東海岸に江陵(カンヌン)というところがあるが、1990年に北朝鮮の潜水艦が1隻座礁して、26名の医特殊部隊の人間が上陸した。 その26名の人間を掃討するのに韓国陸軍6万人の兵隊を動員して50日間かかり、1名以外は何とか掃討した。 そのくらいテロ・ゲリラ部隊が侵攻、これは浸透というが、これには人手がかかる。

********************
玉川: 通常の戦争では、自衛隊だけで日本は十分に守れる。多分日本人は知らないと思うが、そのためにお金を掛けて整備してきているので、確かにそうだ。そのように考え方を変えなくてはいけない。

もうひとつ、陸上自衛隊はいらないのかというと、昔はソ連が侵攻して来たときに、どうやって防ぐのかとデザインされてきたが、今は全然違うタイプになってきている。
そこに対しての質の変化も必要かなと思った。

憲法も安全保障の問題も、軍事が絡んでくるものだが、自国の防衛力を知らないで語れないなと思った。 この防衛力が今のままでいいとか悪いとは別として、今現在どれくらいの力があるかということを踏まえた上でないと、道を誤るなと思った。 アメリカにいてもらわないと守れないと思っていたら、意外とそうでなかったなら話は全然違ってくる。

本日のまとめ:憲法も安全保障の問題も自国の防衛力を知った上で考えるべきでは

高木: 航空自衛隊の織田さんは、米軍と共に東シナ海の航空優勢は保てているというのは、米軍が日本にいるという意味で、言っているのか?
玉川: そういう意味で言っているのだろう。 では航空自衛隊だけで守れないのかというと、そのようにデザインされていないので、全面戦争では守れない。しかし、小競り合いということであれば、十分出来ると。

リバランスというか、整備の仕方、嘗てソ連に向いていたものを今は中国を監視していると思うが、そのように配置を変えたり、強化をしたりする必要はあるかもしれないが、航空自衛隊の実力は高いということだった。

軍事のことなんて知らないと言っても、結局それから逃れられない。
こういうことも調べて行きたいなと思う、今日のそもそも総研でした。

以上
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