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3/6 そもそも総研「そもそもウクライナの問題は日本にどう影響するのか?」(1)

2014.03.06 21:47|そもそも総研たまぺディア
わかりにくいウクライナ問題の入門書として、それからクリミヤ半島が日本にどう影響するのかを玉川氏が分かりやすくまとめてくれました。 現実的な寺島実郎氏の指摘も示唆に富んでいました。
寺島氏の生講義でよく話してくれたので、分量が大変!!

3/6 そもそも総研たまぺディア「そもそもウクライナの問題は日本にどう影響するのか?」(1)

玉川: ウクライナ情勢、皆さん緊迫していることはわかっているけれど、一体何が起こっているんだと。 日本にどう関係があるのかちょっとわからない部分があったので、今日は急遽このテーマをやるということで、ゲストは日本総合研究所 寺島実郎さん
P1040338-s.jpg

寺島さんは、私が紹介するのもあれなんですが、実はウクライナに非常に詳しいということを今回初めて知った。 実は、経団連の日本ロシア経済委員会ウクライナ研究会委員長をされていて、車椅子で牢獄から出てきたティモシェンコ元首相にも何回か会っているということです。

〈ウクライナという国〉
まず最初に簡潔に伺いたいが、このウクライナの問題は日本に関係がないと思っている人もいると思う。 僕もウクライナってチェルノブイリがあることくらいしか知らないから。

寺島: 非常に歴史的にも因縁がある。 一言でいうと、このウクライナがヨーロッパに近づいて行くのか、ロシアに回帰するのかによって、ユーラシア大陸の地政学が変わるというくらい大きなインパクトがある。 それが日本にとって、後で話さなくてはいけないが、エネルギー問題を含めて大変大きな意味がある。


歴史的にも、実は大鵬という有名な相撲取りのお父さんがウクライナ人だったということもあって、日本人は白系ロシア人と言っているが、実はオリジンはウクライナの人。
極東ロシアに600万人のロシア人がいると認識しているが、その半分は過去の歴史的ないきさつがあって、ウクライナから来た人達だ。

玉川: 次へ話しを進めていこうと思うが、まずウクライナの場所を確認するが、ロシアに隣接してヨーロッパの中の一部だが、ルーマニアとかポーランド、ハンガリーとかと国境を接している国。
P1040330-s.jpg

それでこの中がちょっと複雑になっていて、実は西半分はヨーロッパ、親EUであり、東側はロシアと親しい。今回軍事介入したクリミヤ半島も非常に独特の問題がある。
まず歴史に関して、拓殖大学海外事情研究所の 名越健郎教授に話を聞いた。

玉川: ウクライナはどんな歴史を持っている国か。

名越: もともとウクライナもロシアも東スラブ系で、10世紀に出来たキエフ公国という同じ国を構成していた。 もともと同じ国だった。 それ(13世紀)以後ウクライナが独自の文化を持つに及んで、ウクライナ人というものが出てきて、ウクライナはずっと(帝政)ロシアに併合されていた。 1991年のソ連邦崩壊で初めて独立国家を作ったということ。

(説明)
ロシアとウクライナはもともと同じ国だった。 しかし言語や文化などは異なっていた。ソ連時代には、スターリンがウクライナに重工業地帯を作ったことでロシア人の入植が進んだ。 今でもウクライナ東部には、ロシア系住民が約1000万人近く暮らしていると言われている。

玉川: よくニュースで聞くのは、東の方にはロシア人がいて、西の方はウクライナ人だというが・・・

名越: そうです。 入植が進んだということ。 東部と西部では、文化も宗教も言葉も違う。 西部・中部ではウクライナ語だが、東部ではロシア語が話されている。 東部はロシア正教、西部はむしろカトリックの影響力が強い。
P1040341-s.jpg


〈クリミヤ半島とは〉
(説明)
そして、ウクライナ南部に位置し、今回ロシアによる軍事介入が行われたクリミヤ半島は、ロシア系住民が人口の6割を占め、ロシアへの編入を求める声も少なくないという。

玉川: 問題になっているのは、中でもクリミヤ半島という所だが、ここはどんな歴史なのか。

名越: クリミヤ半島は18世紀にトルコとの戦争で、ロシアが奪った土地
しかし、ロシア人は固有の領土だと思っている。


(スタジオ)
玉川: ということで、簡単におさらいしたが、まず何故こんな状況になっているのかを解説してほしいが、ウクライナ側の思惑とロシア側の状況があると思うが、まず何故こうなっているのか。

寺島: 直近の状況で言うと、筋道が見えてきた。 クリミヤ半島だ。 クリミヤ半島は今トルコからという話があったが、1954年わずか60年前にロシアからウクライナに管轄が移管された。 当時はソ連という枠組みの中だったから。 わずか60年前。 

ところが、クリミヤ半島の先にロシア黒海艦隊の基地があるわけだ。 親EUの政権の時には基地の延長にためらっていたものが、親ロシアの政権を軸にして、このヤノコビッチ政権のときに25年租借を延長した。もし新たに親EUの政権ができたら、ロシアの一番の懸念は、この黒海艦隊というロシアの基幹艦隊の基地がひょっとしたら租借出来なくなるのではないかと。 

ここで見えてきたのは、今月30日にクリミヤ半島で、住民投票をして、6割が親ロシアだから、投票がみえている。 そうするとクリミア半島の分離独立をロシアは本音として実現しクリミヤ だから、軍事的にもウクライナの軍隊に圧力をかけて、クリミヤ半島を独立させた自治国家の軍隊に投降するなら許容するよという形で圧力をかけている

ですから、キーワードは正当性。 要するにウクライナから見れば、クリミヤ半島を奪いとられるような分離独立の投票はけしからんと思うが、ロシアの論理からすればアメリカがコソボでやったではないか。 住民が分離独立したいといっているのだから、それが正しいじゃないかというロジックで、クリミヤ半島だけは親ロシアの政権で黒海艦隊を安定させたいというのが、まず第一段階の本音だと見るべき。

〈何故ロシアにとってクリミヤ半島が大事なのか〉
玉川: TV見ている人はわからないと思うが、何故ロシアは、クリミヤ半島にロシアの海軍基地があることが大事なのか。

寺島: それは黒海がイスタンブールに流れ出て、地中海に行けるということ。 分かりやすく言えば、ロシアにしてみれば世界に繋がっているということ。 バルト海と、南の黒海と、我々が面している日本海・ウラジオストックというのが、ロシアの3つの出口なわけだ。 この出口はロシアにとって正にハート、中心なわけだ。

玉川: ここを通って、ボスボラス海峡を通って、地中海に行くと、南の海にはどこにでも行けると。 西側と、ここと、極東と、世界に出る場所があって、ここは物凄く大事だということ。

寺島: 正にハートランド・ロシアを押さえているという問題意識があると思う。

松尾: 江戸時代にウクライナかどこかの船が伊豆あたりまで来て難破して日本人が助けたとか・・。

寺島: つまり、僕の故郷北海道と極東ロシアが相似形になっている。 何故ウクライナ人が極東に多いかというと、北海道に開拓移民という形で屯田兵を送り込んだと同じように、19世紀に6万人のウクライナ人を海路でウラジオストックに入植させている。 それがそもそもウクライナ人が極東に多いという理由。

松尾: ウラジオストックに美人が多いという話があって、ウクライナ人がきれいなので、連れてこられた人がウラジオストックに沢山いるので美人が多いという・・・

玉川: とりあえず美人の話しはいいんですけれど・・・

寺島: それに加えて、ウクライナは独立志向が強いので、1917年のロシア革命でモスクワに逆らって、シベリア送りになりウクライナ人が増えた。 また、ヒットラーがソ連に侵攻した時にまた逆らってヒットラーと手を組んだ。 それでまたシベリア送りになって、三段重ねで極東ロシアにやたらにウクライナ人が増えたという構図。

赤江: 地図を見ると、クリミヤ半島以外にも、ロシアには海に面しているところがあるのではないか。

寺島: ここに基幹になる海軍基地を持っていることが決定的。

玉川: 要するに、この辺だと新しく作らなくてはならないが、お金の問題もあるし、海軍基地として場所もいいんでしょう、海軍基地は深くないとだめだから・・・

寺島: それにそもそも論で言うと、60年前にトルコから奪いとったロシアのものだ。 ウクライナのものではないという意識がある。

羽鳥: ウクライナで東と西に分裂という道はないのか。 

寺島: ただ、第一段階という言葉をさっき使った意味は、まず今瀬踏みしていると思う。クリミヤ半島の分離独立をまずやって、しかし世界の、例えばアメリカの対応とかEUの対応によっては、ロシアが孤立していくのは避けなければいけない。 瀬踏みしながら、親ロシアという別の国を作った方がいいという地合を作りたいとは思うけれど、そこまで踏み込めるかというところではこの第一段階がどう動くかによると思う。

玉川: それともうひとつキーワードになると思うが、ロシアにとっては、このEUはNATOという軍事同盟がありアメリカ軍がここには関わる。 ウクライナがあるから直接対自していないという、緩衝地帯となっているわけだ。 これがなくなるのはロシアはやはり嫌なのですか。

寺島: まあそうでしょうね。 しかもグルジア問題がこの間あって、その際にEUもアメリカも動かなかったし、動けなかったというところをまず土台にして、今回動いている。

玉川: まさにその話だが、世界はどう動くかということだが、まず知りたいのは、アメリカ。 アメリカは動けないという話だが。 これはどういうことか。

(2)に続く

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