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5/29 そもそも総研「そもそも原発再稼動差し止め判決に、再稼動賛成派・反対派は」(1)

2014.05.29 18:27|そもそも総研たまぺディア
一週間が非常に速く過ぎてしまって、そもそも総研を書くだけになってきてしまっていますが、今日も書いて残しておきたい福井地裁の判決についてでした。

小出氏の笑顔が沢山見られたのに比べて、澤氏の論理破綻は甚だしい。 もう少しましな推進派論客を登場させてほしかった。 
河野氏の言うように、一審だからと油断している政治家の皆さん、この判決の論理・哲学を覆すことのできる上級審の判決があると思っているのかな? それとも田中規制委員長のように、まさか読んでいないとか?

5/29 そもそも総研たまペディア「そもそも原発再稼動差し止め判決に、再稼動賛成派・反対派は」(1)

玉川: 先週木曜日にお伝えしたが、大飯原発3・4号機運転差し止め訴訟があり、福井地裁は再稼動認めずという判決を出した。 再稼動を認めないだけでなく、その判決文が非常に何というか、あ~~、びっくりしたという人もいれば、なるほどという人もいて、非常に特別なものだった。

まず、福井県の中に原発がいっぱいあると。 その中で大飯原発は西から2つ目のところにある。 大飯町というところにある。 1号機から4号機まであって、その3号機4号機は運転してはダメですよという判決だった。
P1040704-s.jpg

この判決文はどんな内容だったのかをVTRにまとめてある。

主文
被告(関西電力)は、大飯発電所3号機および4号機の原子炉を運転してはならない。

玉川: 福井県の小浜市に来ています。 向こうに見えるのが、関西電力の大飯原子力発電所。 大飯原子力発電所の3号機・4号機の運転差し止め命令が、福井地裁から判決として出たわけだが、その判決には、私達の生命を守る権利、これを人格権と言うが、この人格権は、経済活動の自由より上にあるんだということを謳っている。 その後で、万が一にも私達は放射性物質の危険から守られなくてはならないと続いている。 

(説明)
最大の争点は、地震発生時に原発の安全が確保できるかどうか。 福井地裁は、地震の揺れは3つのケースにわけて検証している。

* 関西電力も認める危険な揺れの大きさ1260ガル以上の場合
ガルとは地震の揺れの加速度を表す単位で、数値が大きいほど速く大きな揺れとなる。
1260 ガルとは、それを超えた場合、「打つべき手段がなく、重大な事故につながる可能性がある」と関電が認める揺れの大きさ。

この1260ガルを超える地震を関西電力は想定していない。
そういう地震は本当に来ないのか?
判決では→→我が国の地震学会において、このような規模の地震発生を一度も予知できていないことは公知の事実である。 大飯原発には1260ガルを超える地震が来ないとの、確実な科学的根拠に基づく想定は本来的に不可能である。

2008年に起きた岩手・宮城内陸地震では、国内最大の4022ガルを記録した。 

判決では→→このレベルの地震は「大飯周辺でも同等の地震が発生する可能性は否定できない」としている。

* 1260ガル~700ガルの揺れの場合
玉川: 関電は700ガルを超える揺れはまず考えられないと主張している。 その一方で700ガルを超えても対応できると主張している。 
一方判決は、ここにも疑問を呈している。
(説明)
700ガルとは、関電が示す大飯原発の基準地震動で、大飯原発周辺で想定する最大の地震の揺れの大きさ。 その後856ガルまで引き上げられるが、仮に想定を超える揺れにおそわれたとしても、原子炉には強度に余裕があり、大きな事故には至らないと主張している。

一方判決はそれに対して否定的だ。
→→対策が有効であるためには、①起こりうることをすべて挙げ、 ②有効な対策を講じ、 ③地震・津波の際にもすべて実施できること。 この3つをすべて満たさねばならないとしている。

果たしてそれは可能なのか。 裁判所は関電の主張を→→楽観的と断じている。

玉川: 大飯発電所はこのトンネルの先にあるが、それは大島半島の先端に位置している。 そこまでは、この道一本しか通じる道がない。 →→それで十分な支援が期待できないのではないか。ということも判決は指摘している。

* 700ガル以下の揺れの場合
判決では→→「700ガルを下回る地震でも、外部電源や主給水が断たれる恐れがある」と指摘している。
そして、判決はこのような言葉で締めくくられている。
極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題などを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。 たとえ、本件原発の運転停止により多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土、そこに国民が根を下ろし生活していることが“国富” であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると、当裁判所は考えている」

(スタジオ)
玉川: 一週間前より少し詳しく見てもらったが、判決の構造はこのようになっている。

さっき言った3つの揺れ。 4022ガル、1260ガル、700ガル。 この700ガルは関電がこれ以上の揺れは基本的に大飯には来ないと。 それに対して1.8倍の余裕がある1260までは大丈夫だと言っている。 それを超えたらさすがに関電も無理だと。 大きな事故が起きる可能性があると言っている。

では、揺れで4022ガルとは何かというと、国内で起きた最大の揺れ、と言っても我々が記録をとって近代になってから調べたあくまでそういう揺れ。 過去千年、一万年、これ以上のものがないと言えないわけだ。
例えば、東日本大震災でも4022ガルはいっていないが、3000ガル(2933ガル)ぐらいあった。 阪神淡路大震災でも700以上あった(891ガル)。 こういうものが来ないといえるのかと判決はいっている。

判決は基本的に万が一のことがあってはいけないといっている。 万が一のことがあっても我々国民は放射能の危険から免れなければ  逆に万が一のことが起きうるなら、動かしてはダメだと。 これが判決の一番のポイントになっている。

これが関電と地裁の対立点
P1040705-s.jpg


こういうことを踏まえて今回、再稼動賛成派・21世紀政策研究所・澤昭裕研究主幹と反対派・京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏の論客二人に、どういうふうにこの判決を受けとめたかの話をきいている。

玉川: 今回大飯原発の運転差し止めの判決が出たが、どういうふうに感じたか?
小出: 大変うれしかったし、こういう判決を書いてくれる裁判官がまだいるのだなということをとても嬉しく思った。

私はこれまでの経過を見ていると、原子力に関する限り三権分立なんてものはないと。 裁判所というのは、行政にただただ追随してきただけであったと思ってきたが、そうではなくて、裁判所が責任を逃れてはいけないといって、裁判所としての判断を示したわけで、ありがたいと思った。
P1040681-s.jpg

原発維持派との論争が(2) に続きます。

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