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脱原発にめざめました。
再生可能エネルギーにも大いに興味あり。
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5/29 そもそも総研「そもそも原発再稼動差し止め判決に、再稼動賛成派・反対派は」(2)

2014.05.29 18:28|そもそも総研たまぺディア
5/29 そもそも総研たまペディア「そもそも原発再稼動差し止め判決に、再稼動賛成派・反対派は」(2)

(説明)
一方エネルギー問題の専門家で、原発維持派の澤氏は、

澤:: 裁判所のロジックというのは非常に乱暴で、具体的な危険が少しでもあれば何をやってもだめだというロジックになってしまうので、原発にとどまらず、すべての大きな複雑な技術を使った施設や設備というのは、全然認められないということになってしまうので、あまり汎用的に通じるロジックではないと思う。

(説明)
判決では、「万が一でも危険があるのなら動かすべきではない」と指摘しているが、澤氏はこれに異を唱えている。

澤: 例えば新幹線が線路の上を走っている。 例えば南海トラフ地震が起きたとする。 起きている5分間に東海地方全部に新幹線がどこかで走っているわけだから、相当そのリスクは大きいわけで、脱線とか。 そうすると近隣の住民の家に落ちてくることも可能性としてはありうるわけだ。 例えば新幹線を止めてくれという差し止め請求が来た場合に、この判決のロジックで言えば、それについては確かにあるねと。新幹線のレールがある下の地盤については、非常に揺れるかもしれないと。 従って具体的危険があるとみなして、新幹線は止めるというロジックになってしまうわけだ。

(説明)
一方反原発の小出氏は、新幹線と原発事故は比較できるものではないという。

小出: 福島第一原子力発電所の事故が起きてすでに3年以上経った。 しかし、事故の現場に行くことすらいまだに出来ないという、そういう事故だ。 3年経っても行かれていないし、10年経っても行かれない。 たぶん20年経っても私は行かれないと思うが、そういう事故を起こしてしまうというものなのだ。 

要するに放射能を大量に含んでいて人間が近づくことすら出来ない。 一部の放射性物質は外に飛び出してきてしまったわけだが、それによって既に15万人もの人達が故郷を追われて流浪化してしまっているわけ。 そんな事故は原子力発電所以外起きないといって、判決の中にも書いてある。

(説明)
一方澤氏は“司法の範疇を超える判決”に本来の役割以上の意図を感じ、納得できないという。

澤:: 再稼動を差し止めると。 仮にそれが動かなくても、既に原子炉の中には使用済み燃料プールの中に放射性物質もあると。 判決で再稼動を止めたとしてもリスクは残っているわけだ。 でもこの裁判長が思っていたのは、リスクはゼロでなければならないといっているので、大飯発電所がそこに存在する限りは、今守りたいと思っている部分は守れないわけだから、裁判長の判断がよって立つところが、大飯発電所はなくならなければならないということを言っているのに等しい。
P1040688-s.jpg

本来“原発をなくす”或いは“なくしたい“ということであれば、民主的な手続きにのっとって、脱原発法とか原発ゼロ法とかをちゃんと閣議で決めて法案化して通していけばいいわけだ。

(説明)
一方小出氏は、この判決を高く評価して次のように語った。

小出: この判決はとても優れていると思うが、例えば“コストの問題に関連して、国富の流出や喪失の議論がある”と。 “たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことが出来なくなることが、国富の喪失である”と。 まさにその通りだと私は思う。 

P1040690-s.jpg


電力会社がカネを儲けるとか儲けないとかそんなこととは違って、人々がそこで平和に生活できるということが何よりも大切なんだということを、この判決は言っているわけで、今原子力を進めている人達、政治の世界の人にも経済の人にも、もう一度立ち止まって考えてくださいとむしろ私は言いたくなる。

(スタジオ) 
玉川: これ原発維持派の澤さんは、裁判長がとにかく日本中の原発はダメなんだという思想に基づいてこの判決を書いていると。 だからロジックとしてもおかしいところがあるし、判決というのはロジック・論理でなければいけないわけだが、そういう論理の中に見過ごせない部分があると指摘している。

宮田: 今のリスクの話だが、ちょっと何か違うんじゃないかと思ってしまう。 原発の場合は、一度事故が起きたら、今私達は現代に生きていて私達だけがリスクを背負えばいいわけでなくて、何十年、何百年、子や孫の代まですべてがリスクを負わなくてはいけない状況になるわけだ。 それと新幹線の事故と較べるのって、ちょっと根本的に違わないのかなと思ってしまうが。

玉川: そこは澤さんはあくまで、論理としてはそういうことになっちゃいますよという話をしている。
羽鳥: 論理は合っているんだろうが、説得力はない。
玉川: 説得力なかったですか?
羽鳥: ないですね。 だって新幹線の事故現場に20年近づけないのかと言ったら、そんなことない。
玉川: そういうことは確かにあるかもしれない。

玉川: たぶん維持派、反対派というと、今の二人の話に近いものになると思うが、では実際に再稼動するかしないかというのは、政治の世界の問題になるわけだが、ましてこれは与党・政府の役割が大きい。ということで、自民党副幹事長の河野太郎議員に話を聞いている。

玉川: 福井地裁の大飯3・4号機の運転差し止め判決はいかがですか、率直に言って。
河野: 率直にかなりビックリするような、裁判所ってこんなにはっきりものを言うのかと驚いた。 極めて明快に、憲法でいう人格権が、事故が起きたら損なわれるんだから、経済的なことでごちゃごちゃ言うなという話だ。 それはそれで明快な論旨になっていたので・・・

玉川: 自民党としてこういう内容の判決が出たということに関して、今後の再稼動とかこのような部分には何からの影響があるか?

河野: 本来はなきゃいけないと思うが、もうこれは1審だから、確定していないという動きになるのは目に見えている。 今までも1審でいろんな判決が出たのは、全部上で覆るといのが非常に多かったわけだから、これはまだ1審だから大丈夫という、そういう流れになっているような気がする。

(説明)
しかし1審と同様に、高裁・最高裁でも原発再稼動の”差し止め判決“が出る可能性は残されている。

玉川: 例えば、差し止めというような動きが高裁・最高裁でもあった場合は、それは自民党としてはよしとして受け入れてやっていくと。
河野: それは司法が差し止めたら自民党だけでなく、政府だってそれに従わざるを得なくなってくると思う。

電力会社はエネルギー法研究所みたいな任意団体を作ってそこに大量のおカネを流して、法律学者を抱きこんで、司法でも勝てるようにずっとやってきたわけだ。
今は司法も原子力村の影響から逃れて、独立した司法であるかどうかというのが、恐らく問われているんだと思う。

玉川: これが高裁・最高裁でどうなっていくかというのは、司法の独立ということも問われる問題だということになるのか?

河野: そうだ。 そこは政治も頑張らないといけないんだが、司法にも頑張ってもらわないといけないと思う。
P1040697-s.jpg


(スタジオ)
玉川: 河野さん、複雑な立場で、今までの活動と今の立場・党の副幹事長という立場の両方で、今回話しているなと受け取った。 どうですか?

松尾: 政治の世界が司法をみくびったり、バカにしたりしている状況が、この先ずっと続くのかということが、ポイントだと思う。 自然界で起きることは、想定の話だが、必ず始めての事が起きる。 同じ自然現象は2度と起こらない。 ただ、人間の都合で共通点を見つけて分類しているだけだ。 だから何が起きるかわからない。 

ドイツが経済云々を抜きにして、むしろ地続きで電気を貰えるということもあるが、何で国で原発を止めることを決められたかどうかというと、そういった細かい議論をすっ飛ばして、原発は倫理的でないということで止めた
そこに関わっている人達みんなが、哲学をすることが必要なのかなという気がする。

玉川: 

これ先日砂川判決をやったが、1959年に、安全保障に関して高度に政治的なものは司法は判断しないと逃げちゃったわけだ。 この原発に関してこういう形で、司法が政治に追随してきた(小出)部分がある。 やはり裁判所が本当に動かしていいとのかどうか、さっきの倫理的なことも含めて判断できるのは、裁判所だと思う。

是非高裁・最高裁も逃げないで判断を示してほしいなと思う今日のそもそも総研でした。

(以上)



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