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6/19 そもそも総研「そもそもナゼ安倍総理は集団的自衛権の行使にここまでこだわるのか?」

2014.06.19 22:32|そもそも総研たまぺディア
22日が国会の会期末。 今日の「そもそも総研」は、大きな括りで言えば安倍ちゃんのお仲間の論客から、安倍ちゃんの突っ走りについての批判が出ました。 が少し遅い気がします。

この手の批判を早い段階から繰り返し行うことに、マスメディアのウオッチドッグとしての価値があると思うのですが、玉川氏にそれを期待するのは酷??

schnauzerは田中宇氏のメルマガを購読していますが、最近の分析によれば、アメリカ政治は方向転換してくる可能性があり、日本は”早く対米従属以外の策を考えた方が良い”と指摘しています。 日本は孤立しないために、多極的、複眼的な政策をとるべき時ではないでしょうか。

折しもイラクでイスラム・スンニ派が北部を制圧し、バクダッドに迫る勢いだそうで、アメリカ軍に空爆を要請したという報道。
こういう時に自衛隊が出動していくことになるやもしれないのですよね。 
そもそもこの過激派は本当に武装勢力なのか?国を2分するような大勢力ではないのか?という見方もあり、こういう情勢判断も出来ないで、アメリカは正義だとシッポを振って付いて行くのは止めてもらいたい。

6/19 そもそも総研たまペディア「そもそもナゼ安倍総理は集団的自衛権の行使にここまでこだわるのか?」

玉川: 集団的自衛権の行使容認の問題が大詰め。 たぶんこのままいっちゃうのかなと思っている方が随分多いと思うし、メディアもなんとなくそんな感じになっちゃってきている。
今国会中(22日まで)の閣議決定は厳しいが、近いうちにも・・行われるんじゃないか、という感じになってきちゃっている。
日本の戦後の方針の一大転換だが、今の状況的にはこんな感じになってきている。

ここで、改めて考えてみると、集団的自衛権の行使は何のためにやるのか。 
普通は政策的にこういうことをしなくてはいけない、でもそれをする為には集団的自衛権の行使をしないと出来ない。 つまり、目的が先にあって、集団的自衛権の行使は手段になっているはずだが、これが本当にそうなのかな? ひっくり返っていないかなと僕はずっと疑問に思っていて、それはこういうことからもちょっと伺える。

<集団的自衛権行使の想定される事例はこう変わった>

P1040745-s.jpg


第一次安倍政権(2007年5月18日) 4類型というものがあった。当時はあまり話題にならなかったし、多くの人が知っていたわけではないが、4類型というものがあった。

その後、第二次安倍政権になった時にどう変わったかというと、米国へ向かうミサイルの迎撃はそのまま残っている。 
米艦防護するという話は、邦人輸送だから、人道的な問題だからと詳しくなってそのままになっている。(邦人輸送中の米艦の防護)

その他(駆け付け警護と後方支援)は、集団的自衛権ではなく集団安全保障だったよね、となくなった

新たに付け加えられたものもあるというわけで、随分変わった。
変わった結果として、このまま閣議決定に持ち込まれるのかと思ったら、ここにきて、いや閣議決定にはこういう具体的な話は盛り込まれない方向になってきている。

ではこの類型とは何だったのかという話になるが、こういうことを見ていくと、どうも集団的自衛権の行使が手段でなく目的で、それを説得するためのこれが材料だったのかという見方も出てきてしまう。

<安倍総理はなぜそこまで急ぐ?>

だとすれば、目的が集団的自衛権の行使だとすれば、何でそこにこだわるのか?
手段を目的にするのは、何でなのかということがずっと疑問だったので、今回4人に話を聞いた。

まず、元内閣官房副長官補・柳澤さん。 何度も出ていただいているが、第一次安倍政権の時に防衛省から政権の中に入って、安倍総理にアドバイスもしていた人。
今すぐに集団的自衛権の行使が必要な防衛上の理由はあるのかというところから聞いている。

玉川: 改めてそもそもなんですが、“集団的自衛権を行使しないと日本は守れない”という話は、果たしてどうなんだというところを(安全保障の)プロからお話していただきたいんですが。

柳澤: 国民の生命を守るといいながら、要は日本がよその国の戦争に入っていく、戦争当事国になるということだから、敵国からすれば日本から攻撃されると、日本を攻撃してもいいということになるわけ。
その結果、日本にミサイルが飛んでくれば、そこで“国民の自由、生命、幸福追求権”はどうなるのという話。 そういう結果として起きるであろうデメリットというマイナス点が全く認識されていない。

(説明)
安倍総理がこれまで繰り返し発言しているのが、「生命・自由・幸福追求に対する国民の権利を政府は最大限尊重しなければならない」「自国の平和と安全を維持し、その存立をまっとうするために、必要な自衛の措置をとることは禁じられていない」

しかし、集団的自衛権の行使が、逆に日本人の安全を脅かす可能性があると、柳澤氏は指摘している。

柳澤: 憲法前文は“政府の行為によって、再び戦争の惨禍にあうことがないようにする”
と書いてある。 今度の案でいくと、要は政府の判断で進んで戦争当事国になる。 その結果相手国から攻撃を受けるというのは、政府の行為によって再び戦争の惨禍にめぐりあう可能性が出てくるという話になってしまうので・・・

玉川: 例えとして、こんな言い方をしてもいいか分からないが、友達がある別のならず者とけんかしているところに、もうそれは解決出来るかもしれないのに、わざわざ入っていって自分もけんかに加わって、そのならず者が自分の家族に危害を加えるという、そういう形になってしまうということですよね。

柳澤: まあそうですね。 普通そうやっていればまずは止めに入るでしょと、いきなり相手を殴るのではなくて、それが常識人のやること。

しかも日本のお友達というのは世界で一番強いお友達であるアメリカ合衆国だから。
まずありえない非常識な想定ばかりしている印象。

(説明)
あり得ない想定ばかりで、“デメリットを語らず解釈変更を行おうとしている”と柳澤氏は指摘する。
ではナゼ安倍総理はそこまで集団的自衛権の行使容認にこだわるのか?

柳澤: アメリカの船を守りたいという話。 しかしそんなことが総理大臣の政策の一番大きな目的であるはずはないので、それによって一体何をしたいのか? そこがよく分からない。
強いて言えば、安倍さんがかねておっしゃっていたように、日本の青年も血を流すことによって日米が初めて対等になるという、そういう国にしたいのかということだが・・・

玉川: 安倍総理は以前、日本人の若者も 血を流さないとアメリカと対等になれないと言っているのか?
柳澤: 2004年の著書の中で、そういうことを言っている。

(説明)
2004年に出版された著書の中には(「この国を守る決意」)
「日本がもし外敵から攻撃を受ければ、アメリカの若者が血を流します。日本の自衛隊は少なくとも、アメリカが攻撃されたときには血を流すことはないわけです。・・・完全なイコールパートナーと言えるでしょうか」

P1040742-s.jpg


柳澤: そこの彼の発想の原点があるのだろうと思うのだが、とにかく非常に現象的にアメリカは血を流す、しかし今までは日本はそのために基地を提供する、地元の人達にも我慢を強いる、お金も出す、後方支援もやるというバランスで成り立っていた。

ナゼそこが今度は血を流さないと成り立たないということになるのかという、そこの歴史的、戦略的検証が全くなされていない。

そこにこの問題の一番基本的なわかりにくさの大本があるんだろうと思う。

(スタジオ)
玉川: 柳澤さんが言っているのは、集団的自衛権の行使は、防衛上は特に必要ないというのがまず一つ。 それから、日本が行使容認をすると、第三国からすると、日本が敵国になってしまう。 それによって日本の安全保障が脅かされることがある。
分からないが、さっき言った、日本人の若者が血を流すぐらいしか思いつかないと言っている。

宮田: そんなこと思っているとしたら、びっくり。 今、行使容認しないと日本が自分達が守れなくなるからやるという本質的な理由で行使容認を決めようとしているのか、それとも、対アメリカ、アメリカから信頼を得たいからとか、アメリカと対等な立場に立ちたいからといった、中身はともかくとして、風呂敷を広げたいというような感覚で行使容認をしたいのか、どっちだか分からないから、見ていて凄く不安だ。

玉川: まさにそこの部分になってくる。この先の話は。
私は三人の人に話を聞いている。
三人ともが改憲派で、いわゆる保守派と言われる人。
そこだけをとれば、安倍総理に考え方がもしかしたら近いのかなという。 
かつては近い部分もあったので、今回改めて話を聞いてきた。

憲法学者・慶應大学の小林節名誉教授は改憲派で、かつてからずっとそうだ。 9条を変えたほうがいいと。
それから、漫画家の小林よしのり氏は、保守派だし、改憲したほうがいいと言っている人。 評論家・作家 佐藤健志氏も論理的にはそうだと言っている。

<安倍総理のこだわりを改憲派は? 小林節氏は憲法破壊だと>

玉川: 今安倍総理が進めようとしている政府見解の変更だが、これについてはどう思うか?
小林節: ただの“憲法破壊”、“憲法違反”
玉川: 解釈を変えるということは、憲法を破壊することになってしまうと。

P1040740-s.jpg

小林節: はい。 解釈の限界を超えている。 解釈というのは、憲法という条文の器の範囲内で、政策を変えることだ。 範囲を超えたら、それは単なる憲法違反で、それを全部押し切ったら憲法破壊ではないか。

玉川: 何でそんな無理スジなことを、安倍総理はするんだろう、したいんだろう。 ここはどう思うか。

小林節: 僕も不思議でずっと考えてみたが、一つはアメリカからの要求。 アメリカ帰りの改憲派の憲法学者として、アメリカの当局者と話をする時に、いつも同じことを言われた。 “いつ9条を改正して”つまり9条が邪魔なのは分かっている。“日本がアメリカと一緒に戦争ができる国になりますかね?”という質問を常に受けてきた。
判で押したように受けてきた。

(説明)
アメリカの要求が、安倍総理を解釈変更へと動かしているのだと指摘する。


<安倍総理のこだわりを改憲派は? 小林よしのり氏は国民をだます詭弁だと>

一方小林よしのり氏が指摘する安倍総理が集団的自衛権にこだわるワケとは?

小林よ: アメリカと一体化していないと日本国は守れない。
ワシは個別的自衛権を強化するというほうに賛成だから、けれども安倍総理が集団的自衛権をそこまで大事ということには、とにかくアメリカと一体化したいという思いが、ものすごく強いということでしょうね。
だから、靖国参拝とか去年やったが、それからかなりアメリカと疎遠になってしまったということも、彼にとっては恐怖だと思う。

玉川: ナゼそこまでアメリカと一体化しないとダメだと思うのでしょう。

小林よ: 要するに、アメリカと一体化していないと日本国は守れない。 これが一番の核になると思う。だから有名な保守派の論客(岡崎久彦 by schnauzer)が言っている、“アングロサクソンについていけば日本は100年安泰” これが安倍総理にとって、支柱になる哲学。

安倍総理はいろんなパネルを出してきて、10何例とか話すあの例というのは、日本国民をだますためのいろんな詭弁をやっているだけで、基本はアメリカに全面的についていかないと日本は危ないというくらいの危機感を持っているのでしょう。
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玉川: 例えば、集団的自衛権の行使を認めるとすれば、憲法を変えて認めなければいけないというのは、多くの人が言っていることだが、そうじゃなくてやるというのは、やはり無理スジだと思うか?

小林よ: そうだ。 それはもう憲法そのものが骨抜きになってしまうから、要するに中東でもどこでも行けちゃうわけだし、それを限定的といくら言ってところで、限定的にはならないから。
玉川: 何でそんな無理スジを通してまで、今のやり方をやらなくてはいけないのかが分からないのだが。

小林よ: 憲法改正草案作ってきましたよね、自民党は。こんな憲法(草案)だと通らないことが分かっちゃったんじゃないですか?
玉川: 安倍総理が?
小林よ: 要するに、自民党の憲法改正草案は、国民が国家を縛るという立憲主義を完全に踏みにじっているから、憲法改正するには、確かに一からやり直さなければいけないから、ものすごく時間がかかっちゃいますよ。
これは憲法改正は無理だとなると、もう解釈でということになっちゃうでしょ。 そのほうがてっとり早いと。

麻生さんが言っていたじゃないですか。 ワイマール憲法みたいなやり方があると、憲法そのものを全部骨抜きにしてしまう方法があるのだと。 ああいうやり方だと思う。
憲法そのものを無意味化してしまう方法論があるから、実際に。

(説明)
アメリカへの抱きつき戦略がいきついた結果が、集団的自衛権にこだわる理由だと指摘する小林よしのり氏。
一方、憲法や戦後政治の矛盾を分析してきた作家の佐藤氏は、安倍総理のこだわりには、日本が抱える矛盾があると言う。

<安倍総理のこだわりを改憲派は? 佐藤氏は日本のもつ矛盾をごまかしていると>

佐藤: 集団的自衛権の行使容認を主張する人々の中にある最大の目的意識、何のためにそれをやるか。 基本は日米同盟強化だと思う。 ところが、集団的自衛権の行使を本当にスジの通ったやり方で実現すると、憲法改正を含め、戦後日本の在り方を根底から問い直して、スジを通すことが必要となる。 

ところが、戦後日本はアメリカに対する関係が一貫して曖昧であった。 
これは第二次大戦に負けた直後から。それまでの敵にいきなりシッポを振ったわけだから。となると、本当にスジの通った形で、集団的自衛権行使に踏み切るということは、アメリカとの関係、当然日米同盟も含まれる、の妥当性というものも根底から問い直すということになりかねない

つまり、日米同盟強化という目的のために集団的自衛権を考えていたのに、はたと気づいてみると、これは集団的自衛権をまっとうにやってしまうと日米同盟強化にならない。 むしろ、日米同盟否定の方向に行ってしまうかもしれない。 この矛盾に直面できないということではないか。

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玉川: だから曖昧で行くんだということか?

佐藤: そう。物事を突き詰めると、自分の首を絞めかねない。 だからこれは適当にごまかしていきましょうということにならざるを得ないのではないか。

(スタジオ)
玉川: という分析なんですが、いかがですか?

松尾: いろいろな法律は、国民が社会を保っていくために規制している。 憲法に関しては、権力者や統治する機構が暴走して国民に不利益を与えないために、権力者を縛るもの。
その解釈を緩めということに対して、僕らはもっと敏感に考えなくてはいけないと思う。

玉川: これ皆さんが、アメリカとの関係、つまり日本を守ると言っているが、そうでなくて、そもそも集団的自衛権は別の国を守るということなんだが、本質的に。

松尾: 守るという言葉を使うから、何か前向きな感じがするが、考えてみると、敵を作るということでもある。

赤江: そうなんですよね。 対等な立場にアメリカとなるには、同じだけの負荷を負う。 血を流す。 ということは、理論上は物凄く分かりやすいが、その同じ立場になろうとするアメリカは、物凄く血を流している国。 先ほどのイラクでもそうだし。 結局元に戻らないような状況になって手放す。 そこに付いて行きたいのかというとそうではない気がする。

松尾: イラクの時には、アメリカ軍の兵士もイラクの兵士も死んだけれど、イラクの何の関係もない一般市民も大勢殺されている。 そういうことに加担することにもなり兼ねないということだ。

玉川: 日本人が、日本が攻められていないのにも拘らず、他国の人間をある種殺害することを、私たちは善ヨシとするのかどうかという話だ。 ヨシとするなら、本当は憲法を改正、国民投票に掛けて判断をするべきだと思う。
だけど、内閣だけで出来ると。それでいいのか?

今日のむすび: 賛成か反対かは別にして、集団的自衛権を行使したいという総理の本音は届いていませんよ。

羽鳥: あんなに近くにいた柳澤さんが分からないと・・・
玉川: そうだ。 分からない。 総理が語らないのなら、総理の周辺にいる人がこの本音を国民に届けてくださいよ。 その本音を聞いて、ああなるほどと思う人もいるかもしれないし、いやダメだと思うかもしれない。 今はよくわからないというのが正直なところなので、ひとつお願いしますというそもそも総研でした。

(以上)

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